| ヒュンダイがスーパーカー開発に向け組織変更 |
Yahoo!ニュースによると、ヒュンダイがスーパーカー事業へと参入、とのこと。
ヒュンダイはかねてよりBMW M部門からエンジニア、デザイナーを引き抜いていますが、今回さらにBMW M部門から獲得したトーマス・シュミエラ氏を副社長に据え、「高性能事業部」を新設したと発表しています。
ヒュンダイの高性能車部門といえば「N(これ自体がMのパクリっぽい)」ですが、ヒュンダイはすでに「i30 N」「ヴェロスター(ベロスター)N」を発表。※「N」はニュルブルクリンク、ヒュンダイ所在地の頭文字とのこと
ヒュンダイは高性能車について、「ブランドイメージを高めるには欠かすことができない」「高性能車は人々のロマンであり、(電気自動車時代にも)高性能市場は続くため、我々には絶対に必要」と語っており、今後はさらなるスポーツカー、そして少し前に報じられたようなスーパーカーを投入する可能性が大。
ヒュンダイは人材獲得には積極的で、ランボルギーニ/ベントレーのデザイナーであったルク・ドンカーヴォルケ氏はじめブガッティ・シロンのデザイナー、ベントレーの内装デザイナーを獲得。
さらにセールス面でもランボルギーニの副社長を招き入れ、グループ会社のキアではアウディTTのデザイナー、ペーター・シュライヤー氏を社長に着任させています。
「あぶれた」人材ではなく実績のある人材を獲得して「地盤がため」を行っているところは脅威でもあり、もしもこれらの人材を中心として組織を変革するのであれば、それなりにすごい車ができるのかもしれません(日本でもスバルや三菱が著名デザイナーを招き入れた例がありますが、コスト優先、また日本の硬直した組織の中で力を発揮できなかった)が、その一方で、いかにデザイナーや技術者が優れていても製造を行うのは結局「ヒュンダイ」や「キア」であり、そう簡単にはコトは運ばないだろうとも考えています。
いったいどんな車が出てくるのか、(怖いもの見たさで)楽しみに待ちたいところですね。
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