| 欧州や北米ではこういったカスタマーカーがよく売れるようだ |
BMWがプライベーター向けのレーシングカー(カスタマーカー)、BMW M2 CSレーシングを発表。
M2 CSレーシングはこれまで販売されていたM240iレーシングの後継という位置づけとなり、北米向けとしてはすでにデイトナ24時間レースにてお披露目されているとのことで、今後は様々な(北米での)イベントに出席する予定だそう。
搭載されるエンジンはM部門によって開発されたS55(M製エンジンには”S”がつく)で、出力は280PSから365PSの間で調整が可能だとされています。
自動車メーカーにとって「カスターマーカー」は新たな稼ぎ頭
なお、最近は欧州や北米にてこういった「カスタマーカー」を使用したレースが盛り上がっており、自動車メーカー各社ともこぞって協議用車を投入しています。
BMWとてその例外ではなく、すでにM4 GT4を発表しており、今回発表したM2 CSレーシングとともに顧客のモータースポーツ活動を支援することになるようですね。
ボディにはミシュラン、ZF(トランスミッション)といったスポンサーステッカーが見られます。
エンジンは市販モデルとは若干異なり、真ん中になにか乗っかているようです。
こういった「カスタマー向け」レーシングカーとしては、フェラーリから488GT3 EVO、ランボルギーニからもウラカンGT3 EVO、マクラーレンからは570S GT4、アウディからもR8のGT2/3/4仕様が発表されているほか、トヨタ、ポルシェ、アルピーヌやフォード等様々なメーカーが競技用車を販売中。
日本だとこういったカスタマーカーでレースという盛り上がりはあまり感じられず(欧州や北米のように転戦するだけのサーキットがないからか)、しかし世界的に見ると相当な台数が売れているようで、アウディR8 LMS GT4だと「1日1台」は売れている模様。
そしてこういったレーシングカーは消耗や破損が激しく、そういった「交換や補修用パーツ」の売上も大きいと考えられ、その意味でも自動車メーカーとしては「おいしい」商売なのかもしれませんね。
VIA:BMW