| 0-100km/h加速は4.6秒、最高速は273km/hの俊足モデル |
アルピナが「B3」に続き、ディーゼルエンジン搭載の「D3 S」を発表。
これらはBMW 3シリーズ(M340d)のホワイトボディやコンポーネントをベースに、アルピナが独自の設計とパーツを使用して組み立てたクルマで、ポジション的にはM3と同程度(BMWに配慮したのか、ちょっとだけスペックを落としている)。
アルピナD3 Sはセダンそしてワゴン(ツーリング)両方のボディが用意され、エンジンは3リッター直6ディーゼルターボ、出力は355馬力。
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ガソリンエンジンのようなレスポンス、アルピナらしいドライビングプレジャーを実現
なお、この数字はベースとなるM340dに比較するとわずか15馬力増しにとどまるものの、M340dに比較すると最大トルク(730Nm)を発生する回転数が1750〜2750rpmと低く、かなり乗りやすい設定を持つようです。
加えて、高回転型ガソリンエンジンのような鋭いスロットルレスポンスを持つとしており、これはディーゼルエンジンとしては極めて異例だとも言えそう。
なお、このD3 Sはアルピナ初のマイルドハイブリッドを持ち、主に低速域にてモーターによるサポートを行うことにより燃費を向上させる、としています。
トランスミッションはZF製の8速AT、駆動方式はBMW製のxDriveとなり、これまでのアルピナに比べると「BMW度」が高いにように思われるものの、このxDriveは後輪駆動寄りに設定されていて、アルピナらしいドライビングプレジャーを実現してくれるようですね。
パフォーマンスに関していえば、アルピナD3 Sセダンは0-100km/hを4.6秒、D3 Sツーリングは4.8秒で駆け抜け、最高速はそれぞれ273km/hと270km/h。
足回りはB3と同じくアルピナ製のスポーツサスペンションにて締め上げられますが、アルピナ曰く、D3 Sはサーキット走行を考慮したものではなく、アウトバーンを走行するといった高速ツアラーを目指した、とのこと。
外観はD3 Sセダン、D3 Sツーリング共に430dと大きく変わらず、フロントだと専用リップが取り付けられ、リアだとバンパー下部の形状、そしてテールパイプ形状が異なる(340dは台形、D3 Sは丸4本)ように見えますね。
ホイールは「シルバー」も見られるものの、アルピナとしてはかなり珍しい「メタリックグレー」も用意され、これによって雰囲気が大きく変わっているようです(スポークの数が多いということもあり、かなり重厚に見える)。
インテリアについてはやはりアルピナらしい上品なデザインを持ち、BMWとは一線を画するという印象も。
価格についてはD3 Sセダンが70,500ユーロ(約815万円)、D3Sツーリングが71,900ユーロ(約830万円)。
日本には340dが入っていないので単純な比較はできず、しかし330d xドライブMスポーツの641万円(190馬力)に比べるとけっこう高価。
ただし、いつものように「アルピナらしい」クルマに仕上がっているはずで、まず期待に反しないクルマなのだと思われます。
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