| ボディにはステンレス風ラッピング、そしてリベット追加 |
ドイツのチューナー、マンハートがBMW X7のワイルドなカスタムを発表。
マンハートというと、これまでは外観よりも「中身」を重視する質実剛健なチューナー、そしてオンロードにフォーカスしたブランドというイメージがあっただけに、今回のX7はちょっと意外でもありますね。
見た目だけではなく「中身」もワイルドに
今回マンハートは「ワイルドなBMW X7」を実現するにあたって車高を40mmリフトアップしていますが、ホイールはビードロックつきのオフロード用、タイヤも305/50 R20サイズのマッドテレーンへ。
X7はBMWのSUVセグメントにおけるフラッグシップであり、比類なきゴージャスさを追求したモデルではあるものの、外装からはメッキパーツが姿を消し、グリルフレームはじめ各部がブラックに。
ボディカラーは一見するとマットブラックのように見え、しかし目を凝らしてみれば「(高級腕時計に採用されるような)ブラシ仕上げのステンレス製」を表現したテクスチャを持つ模様。
これによってズドンとした質感を演出しているように見えますが、さらには「リベット」を加えることでヘビーデューティーさが感じられる仕様となっています。
テールゲート周辺にもリベット。
ドア周辺にもリベット。
BMWはオフローダーを持っていてもいいかもしれない
BMWは現在X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7というSUVラインアップを持っているものの、いずれもオフロードよりはオンロードに近い仕様と性質を持っていると認識しています。
一方、BMWがその座を狙うメルセデス・ベンツは「Gクラス(ゲレンデ)」という生粋のオフローダーを持っており、これをベースにした「4X4(6X6)」といったさらにワイルドなモデルも。
さらにはGLBのように、Gクラスの持つイメージを反映させた車種の展開を始めているほか、Eクラス・ワゴンには「オールテレーン」なるオフロードを連想させる車種が存在します。※アウディにも”オールロード”がある
それらと比較すると、BMWはまだ「見た目がオフロードっぽい」モデルを投入しておらず、そこはひとつの残された余地なのかもしれません。
ただ、オフロードっぽい外観を持つSUVは「興味を惹かれても、なかなか買わない」類のクルマでもあり、そうそう数が出るわけではないと考えられるので、X7あたりをベースとし、中東の富豪をターゲットに「Gクラスのライバル」として(さらに高級な仕様を持ち、高くても欲しいと思えるような)オフローダーを発売してもいいんじゃないかと考えています。
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