
| ブルーのアクセント、スリークな前後バンパーがEVとしての識別点 |
さて、予告通りBMWがニューモデル「i4」を発表。
今回の発表は予定していた計画よりも3ヶ月前倒しとなっていますが、そのぶんBMWは「エレクトリック化を急ぐ」ということなのかもしれません。
なお、BMWはすでにi3を2013年に発売済みではあるものの、新世代「i」モデルとしてiX3、iXがすでに発表され、このi4もそれに続くということになります。
そのルックスはコンセプトi4そっくり
今回発表された市販版「i4」について、その外観はコンセプト段階のi4に非常に近く、これは最近のBMWの定番とも言える「まず先にコンセプトモデルを発表し、その後に、コンセプトモデルと高い共通性を持つ市販モデルを発表する」という手法に倣ったもの。
一般にコンセプトカーは市場の反応を見たり、技術やデザインを模索するための存在であり、それが市販されるかどうかは別問題ではあるものの、BMWの場合は「まず市販モデルがあり、その予告のためにコンセプトカーを公開している」と考えられます。

そしてこのi4につき、これから発表されることになる「新型4シリーズ・グランクーペ」との高い関連性を持つことも間違いなさそうですね。

ただ、i4ではドアハンドルに「(空気抵抗低減のため)フラッシュマウント」を採用していますが、新型4シリーズ(クーペ/カブリオレ)についてはこれまで同様のアイロン型ドハンドルを採用しており、このフラッシュマウント式ドアハンドルが4シリーズ・グランクーペに採用されるかどうかは不明です。※ただしプロトタイプを見るに、4シリーズ・グランクーペにもフラッシュマウント式ドアハンドルが採用されそう
そのほか、フロントやサイド、リアにはブルーのアクセントが入り、ホイールも「エアロ形状」を採用していることがほかのiシリーズとも共通する識別点。
ただし新世代「i」モデルは、i3やi8とは異なり、さほど未来に行き過ぎたデザインではなく、比較的落ち着いたデザインを採用しており、これはi3やi8につき、一部で「未来過ぎてついてゆけない」という批判があったためなのかもしれません(その割に、巨大キドニーグリルについては、いかに批判を受けようとも、やめる傾向は見られない)。

新型i4の詳細は現時点では未公開
今の時点だと、新型i4につき、そのスペックや価格・ディティールについては未公開。
その理由は謎ではあるものの、今回の発表の前倒しといい、思ったより早く進む「自動車業界のエレクトリック化」に対応すべく、BMWとしては”乗り遅れないよう”市場に対してその存在を知らしめたかったのだと考えています。※加えて、情報を小出しにすることで、話題をフレッシュに保ちたいという意図もあるのだと思われる
ただ、これまでの情報だと、i4はおそらく523馬力を発生し、0-100km/h加速は4秒程度、一回の充電あたり航続可能距離は590km程度だと言われます。

BMW i4を紹介する動画はこちら
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参照:BMW