| 久々に面白い動画を見たような気がする |
BMWはもしかしたらエレクトリックオフローダーでダカールやエクストリームEへの参戦を考えているのかも
さて、比較的よくショートムービーを作成し公開することで知られるBMWですが、今回はBMWの中東法人が「デューンタクシー(DUNE TAXI)」なる過激な動画をYoutube上へと公開。
ダラダラした話は抜きにとりえあずぶっ飛ばすという、全編ニヤニヤが止まらない内容となっています。
なお、登場するのはこれまでに発表されていない新型オフローダーで、BMWによれば536馬力/1,000Nmを発生すると紹介されており、もしかすると今後この車両をもって(アウディのように)ダカールラリーに参戦したり、マクラーレンのようにエクストリームEに参戦したりするのかもしれません。
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BMW「デューン・タクシー」はこんな動画
そこでこのデューン・タクシーを紹介したいと思いますが、まずは砂漠にて何かを待っている一人の女性。
そこへドリフトしながらやってくる異形の物体(この時点でこの動画が尋常では無いことがわかる)。
そしてこの怪物のようなクルマは女性の前でピタリと止まり・・・。
二言三言交わし、女性はこのクルマに乗り込みます。
「とっくに着いていてもいいころなのに」「いいから早く乗れよ」といった会話をしているようですね。
そしてガっとホイールスピンさせて一気にスタート。
動画では「ホイールトラベル400ミリ、天然繊維を使用した強化ポリマー製ボディパネルを持つ、とのこと。
なお、フロントグリルはM3/M4同様のバーチカルキドニー(ビーバートゥース)。
その後は舗装された道路を爆走するのですが、速いのなんの。
まるでパイロンでも避けるかのように走行しているクルマを右に左と避けつつ・・・。
道をそれて砂漠へ。
もう完全にヒャッハー状態(着地したときにバウンドせずにピタっと揺れが収まっているのがスゴい)。
デューン・タクシーにはどんなBMWもかなわない
と、そこへ登場したのがこのデューン・タクシーに挑むツワモノ。
砂漠用にチューンされたBMW X6 Mコンペティションがデューン・タクシーを追いかけます。
ただしデューン・タクシーのパフォーマンスの前には為す術もなく・・・。
公道でのトリプルドリフトという見せ場を作りつつもあえなく敗退。
そしてさらには第三のチャレンジャー、iX M60が側方から登場します。
X6 Mコンペティションの2台をパスしてデューンタクシーに追いすがるもやはり歯が立たず(それでもiX M60がけっこう速いのには驚かされる)。
そのあとシーンがかわって方輪走行そして遊ぶ現地の人たちが映し出されますが、この「片輪走行」はドリフトや砂丘の走行と並んで現地ではメジャーなアクティビティ(?)です。
そしてデューン・タクシーは方輪走行するクルマをアスファルト/砂漠お構いなしにスラロームしながら抜いてゆきます(ここも大きな見せ場である)。
凄まじい運動性能だ!
その後はまた砂漠に入って130度の傾斜を持つ砂丘をノンストップで爆走。
頂上に達し絶景と日没を望みますが、これが目的であったようですね(日没に間に合うようにぶっ飛ばしていたという設定のようだ)。
そのあとはガレージへともどってくるのですが、ここで登場するのがコンセプトXM(人間と並ぶと、そのキドニーグリルの大きさがよく分かる。ひと一人くらいは吸い込めそうなグリルサイズ)。
登場するのは基本的にBMWばかりであり、BMWがこの動画を通じてiXやコンセプトXMを見せたかったのか、それとも将来的にレースに参戦するエレクトリックオフローダーを見せたかったのかはわかりませんが、とにかく面白い動画だと思います。