| ボディカラーは2007年のフェラーリF1マシン同様 |
フェラーリは顧客の要望に応じていかようにもカスタムが可能
さて、フェラーリが時々後公開する、自社にて製作したカスタム車両。
今回は812スーパーファストに「レース志向の」カスタムを施した一台で、ボディカラーは2007年のF1マシンと同じ「ロッソF1 2007」。
なおフェラーリはロッソ(レッド)に強いこだわりがあり、同じように見えるレッドでも多くの種類を用意していることでも知られます。
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内外装にはイタリアンフラッグ
なお、F1マシンのフェラーリF2007は前シーズンまでに比較するとその構造やデザインを大きく転換しており、それまで搭載を見送っていたゼロキール・サスペンションを搭載していることも特徴のひとつ。
アルド・コスタによる設計を持ち、2007年シーズン開幕から1位を獲得するなど強さを見せ、キミ・ライコネンにドライバーズタイトルをもたらし、フェラーリにはコンストラクターズタイトルをもたらすこととなっています。
ボディカラーとしては、第5戦(モナコGP)からメタリックっぽいカラーに変更されていますが、おそらくこの「ロッソF1 2007」は第5戦以降のカラーなのだと思われます。
F1マシンのF2007の車体下部にはホワイトとブラックのアクセントがありますが、おそらくはそれをイメージしたと思われるカラーがこの812スーパーファストにも見られます(ただしグラフィックはこの812スーパーファストとは異なる)。
フェンダー上のスクーデリア・フェラーリ「シールドエンブレム」はペイント仕様。
フロントフードには「1」、そしてイタリアンフラッグ。
もちろんデカールではなくペイントにて仕上げられているものと思われ、職人による手作業によって塗装されているのでしょうね。
なお、ルーフはホワイト、そしてルーフにもイタリアンカラーのストライプ入り。
インテリアにもやはりイタリアンフラッグ。
フェラーリ「テーラーメイド」には3つの基本構成がある
なお、フェラーリのパーソナリゼーションは事実上「無限」のバリエーションを誇りますが、カスタムの基準として「Scuderia(スクーデリア)、Classica(クラッシカ)、Inedita(イネディタ)」の3つが設けられています(これらの制限内に収まる必要はない)。
たとえば「スクーデリア」だと下記のように紹介されていますが、今回の812スーパーファストは、この「スクーデリア」をベースにしているのだそう。
レースは常にフェラーリのDNAの核心です。このプログラムは、ラバーコーティング・レザー、テクニカル・ファブリック、ケブラー、ハイテク・マイクロファイバー、カーボンファイバートリム、マット・サテン仕上げのメタルなど、レースで培った特別なマティリアル・シリーズで、フェラーリのDNAに敬意を表しています。
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参照:Ferrari