| マジかこのメカメカしいルックス |
ヤマハが驚愕のメカメカしいルックスを持つバイク、「NIKEN(ナイケン)」を発売。
これはヤマハが推進するテクノロジー「LMW(Leaning Multi Wheel=リーニングマルチホイール)」を採用した三輪バイクで、1,782,000円、受注生産にて販売するもの。
このLMWテクノロジーは「安定感に支えられたコーナリング性能と、長距離を快適に走れる上質なクルージング性能」とを両立させたもので、すでに「TRICITY」でも採用済み。
ヤマハはLMWテクノロジーを今後の中核に?
なお、ヤマハはこのNIKENのバンク角を45度に設定。
スポーツバイクのバンク角に匹敵するとのことですが、画像を見てもそのコーナリングの様子はまさに異次元。
これは「単にフロントを2輪」とするだけではなく、ホイールベース、トレッド、キャスター、リアサスペンション等すべてを新設計し、かつそれらの「バランス」を取ることに注力したようですね。
さらに重量配分は「1名乗車時に」前後50:50となるように設計されている、とのこと。
ヤマハによる説明を見ていると、とにかく「外部からの入力、環境の変化による危険性を排除」「車体の姿勢を安定させること」「快適性の向上」に努めていることがわかりますが、そのコンセプトに反した「あまりにもアグレッシブなルックス」がアンバランスで、ここはかなり面白いところ。
もちろんこれはヤマハが狙ったものだと考えられ、というのも3輪バイクで「見た目がマイルド」なものを出してしまうと、おそらくは誰の興味も惹かないため。
ただし、このNIKENのように「何これすごい」というデザインで発売すれば、バイク好きだけではなくギミック好きな人、SF好きな人も反応する可能性があり、それによってヤマハが取り組んでいる「LMWテクノロジー」の存在を周知させることができるわけですね。
そういった理由もあって今回NIKENは「一種異様な」ルックスで登場したのだと考えており、「受注生産」というところを見ても、NIKENは単体での利益獲得ではなく、LMWテクノロジーを浸透させるための「ひとつのストラテジー」として誕生したのだろう、とも推測しています。
そのほかのNIKENの特徴は下記の通り。
・ハイブリッド・フレーム&アルミ製リアアーム
・優れたハンドリングを支えるディメンション&深いバンク角
・NIKEN専用開発15インチVレンジタイヤ
・ラジアルマウントキャリパー装着フロントブレーキ
・リモート操作可能なプリロード調整式リアサスペンション
・アルミ製燃料タンク
・ミラー一体LEDフラッシャー
・水冷・DOHC・直列3気筒・4バルブ・フューエルインジェクション搭載エンジン
・2モード選択式TCS(トラクション・コントロール・システム)
・アシスト&スリッパー(A&S)クラッチ
・クイック・シフト・システム(QSS)
・D-MODE(走行モード切替システム)
・クルーズコントロールシステム
・ネガポジ反転マルチファンクションメーター
・アクティブかつ上質と性能が共存したボディデザイン
・路面状況がよくない時も、安定感のある走り
・フロント二輪ならではの、高い制動安定性
・段差などの衝撃も、スムーズに吸収
・不意の横風でも安定感のある走り
・旋回進入時にふらつきにくい
VIA:YAMAHA