| AMG GT SがAMG GT Rをはるかに超えるパフォーマンスを身につける |
ドイツのチューニングショップ、FostlaがメルセデスAMG GT Sのチューンドカーを公開。
エアロパーツにはワイドボディで有名なPrior Designをチョイスしており、見ての通りアグレッシブな外観に。
名付けて「ビースト・オブ・ザ・グリーンヘル=Beast of the Green Hell」ということですが、グリーンヘルはニュルブルクリンクの別名。
AMG GT R発表前にメルセデスAMG自身がこの呼称を用いており、しかし今回は本家よりも「野獣」っぽいチューンドカーが登場したということになります。
ワイドボディに加え、ローダウンにツライチ
ボディカラーはダークグリーンで、しかしこれは純正色ではなくのちにラッピングし直したもの。
このカラーは「Malachite Green」とされ、ヨーロッパ向けに50ロールだけ作られた特殊な色だそうですが、たしかに深みのある、上品かつレーシーな色でもありますね。
パナメリカーナグリル、サイドスカットルほか各部がブラックアウトされているところもこの「ビースト・オブ・ザ・グリーンヘル」の凄みを際立たせているところ。
なおホイールは20インチサイズのADV.1製。
グリーンに対してフロントスポイラー、ドアミラー、サイドステップ、リアウイング、リアディフューザー、カナード(エアロフリック)にはイエローのアクセントが使用されており、これが暗くなりがちな全体を引き締めているようですね。
なおサスペンションはKW製で、しっかりとローダウン済み。
エンジン出力はAMG GT Rの577馬力をも超える650馬力となり、見た目と違わぬマッスルぶりを発揮します。
ワイドボディ含むフルエアロ、そしてローダウンにツライチ、パワーアップ、とまさにチューニングのお手本のような車ですが、こういった車をみるにやはり「ドイツはチューニング天国」と言った感じですね。
AMG GTはチューニングベースとして大人気
AMG GTは今ひとつ販売が好ましくはないようではあるものの、チューニング界では大人気。
パワーアップが比較的容易なこと、もともとメルセデス・ベンツのチューンに関するノウハウを持つショップが多いことがその理由かと思いますが、これまでにも様々なカスタムが見られます。
こちらは今回のビースト・オブ・ザ・グリーンヘルにも装着されているプライオア・デザインのエアロキットを装着したAMG GT。
エアロパーツの製造元は不明ながらも、ブラックとオレンジでまとめた渋いAMG GT。
そしてエンジンが見える透明フードを装着したAMG GT。
ドイツのチューナー、Luethen MotorsportがメルセデスAMG GTのチューニングを公開。
ドイツだけあって質実剛健っぽいエアロキットが装着されており、カーボンファイバー製のフロントリップとエアガイド、サイドステップ、リアウイング、リアディフューザーなど。
それぞれすっきりとした形状ですが、ノーマルとの差異が明確になっています。
なお車高がギリギリまで落とされており、タイヤもかなり外に出ていますが(日本だと道路交通法に引っかかるレベル)、ホイールも鍛造、上述のカーボンファイバー製エアロパーツも実際にサウンフォースを発生するなど実用的な内容となっています。
エンジンについてはECUによるアップグレードを受けており503馬力から一気に612馬力にまで向上。
もちろんスピードリミッターは解除され、最高速度は時速330キロをマークする、とのこと。
AMG GTシリーズは「GT」「GT S」「GT C」「GT R」、そしてそれぞれのオープンモデルが登場すると見られ、結果としてかなり大きなバリエーションを持つに至りそうで、そのぶんチューナーにとってもビジネスチャンスは大きそうですね。