| 昨年11月に発表されたプロジェクト・マイバッハ×ヴァージル・アブロー・コンセプトはこのモデルのプレビューだった |
おそらくメルセデス・マイバッハ・バイ・ヴァージル・アブローは即完売となりそうだ
さて、昨年11月に惜しまれつつも亡くなったヴァージル・アブロー。
ファッションブランド「オフホワイト」の創立者でもありますが、建築家、そしてルイ・ヴィトンのメンズアーティスティックディレクターとしても知られており、メルセデス・ベンツとは過去2度にわたってのコラボレーションを展開しています。
そして今回メルセデス・ベンツによって公開されたのが「第三の」ヴァージル・アブローとのコラボレーションであり、こちらは生前から企画が進められていたものということになりそうですね。
今回発表されたのはヴァージル・アブローのデザインしたメルセデス・マイバッハ
なお、メルセデス・ベンツとヴァージル・アブローは昨年11月、同氏が他界した直前にプロジェクト・マイバッハ×ヴァージル・アブロー・コンセプトを発表。
これはマイバッハをオフローダーにコンバートするという奇天烈な発想ながらも「マイバッハらしい」ラグジュアリーなスタイルを採用したもので、ピニンファリーナやマクラーレンにてデザイナーを務めたフランク・ステファンソン氏が「現在、もっともお気に入りのクルマ」として掲げる一台。
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そして今回のメルセデス・マイバッハS680はこの「プロジェクト・マイバッハ×ヴァージル・アブロー・コンセプト」のディティールを市販車に落とし込んだ特別仕様車で、わずか150台のみが生産される、とのこと。
たしかにこうやって両方を見比べると、プロジェクト・マイバッハ×ヴァージル・アブロー・コンセプトは、今回のメルセデス・マイバッハS680のプレビューであったということもよくわかり、砂漠をイメージさせるカラーはボディ下半分に、そして上半分はオブシディアンブラックに。
もちろん、このプロジェクト・マイバッハ×ヴァージル・アブロー・コンセプトほど極端なスタイリングを持っているわけではないものの、これまでのマイバッハとは異なる雰囲気を持つ魅力的な一台だと思います。
メルセデス・マイバッハS680のインテリアはこうなっている
そしてこちらはヴァージル・アブローによるメルセデス・マイバッハS680のインテリアで、シート、ステアリングホイール、ドア、ダッシュボード、ルーフにはブラックとサンドカラーのナッパレザーが張られ、インテリア全体も同じ色調を持っています。
ハイパイル・フロアマットはブラック、そしてサンドカラーのレザーで縁取られたうえでメルセデス・マイバッハのロゴが刺繍され、センターコンソールのピアノブラックの中央部、そしてリアクッション、ヘッドレスト、ドアシルパネルにもヴァージル・アブローのロゴが再現されることに。
なお、ちょっと面白いのはインフォテインメントシステムまでもが専用にカスタムされていると報じられていることで、ホームボタンが専用デザインになったり、自身のプロフィール写真には(おそらくはオフホワイトの)ファッションアクセサリーを飾ることができるなど、プログラム自体が組みなおされているようですね。
さらにはメルセデス・マイバッハS680の特別仕様車を注文すると、マイバッハとヴァージル・アブローのロゴが入りナッパレザー(サンドカラー)で覆われたウッドボックスが進呈され、その中には、1/18スケールのレプリカ、カラビナフック付きのカーキー2本、そしてこの車のために特別にデザインされたカーカバーが含まれる、とのこと。
参考までに、こちらはプロジェクト・マイバッハ×ヴァージル・アブロー・コンセプトのインテリア。
やはり両者の間には多くの共通点があることがわかります。
メルセデス・マイバッハとヴァージル・アブローはカプセルコレクションも展開
そして今回、この特別仕様のメルセデス・マイバッハS680の発表にあわせ、メルセデス・ベンツは「マイバッハとヴァージル・アブロー(オフホワイト)とのコラボによるカプセルコレクション」も発表。
メルセデス・マイバッハS680のインテリアカラーと同じサンドカラーのヴィンテージウォッシュコットンTシャツ、半起毛コットンフリースのクルーネックやパーカー、そしてキャンバス地のベースボールキャップやキャンバス、ネオプレンとスエードでできたレーシンググローブがラインアップされています。
「メルセデス・ベンツのチーフ・デザイン・オフィサー、ゴーデン・ワグナー氏によれば「我々はヴァージル・アブローとのコラボレーションによって生まれた作品を非常に誇りに思っています。限定モデルのマイバッハ・バイ・ヴァージル・アブローは、革新的なデザインと究極のクラフトマンシップの共生を、今、道路上で実現したことを立証しているのです」とのことで、ファンにはたまらない「遺作」となりそうですね。
ちなみに今回のカプセルコレクションについては4月5日から販売されるそうですが、現時点では日本のメルセデス・ベンツ・コレクションにおいて取り扱いは無いもよう。
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