| メルセデス・ベンツはGLAとGLBのキャラクターを大きく分けることにしたようだ |
できれば、GLBはもっと「Gクラス」に近づけてほしかったが
さて、メルセデス・ベンツがフェイスリフト(マイナーチェンジ)版となる新型GLAとGLBを公開。
メルセデス・ベンツはここ最近立て続けに既存車種をリニューアルしていますが、それらと同様に前後バンパーやヘッドライト/テールランプを中心としたビジュアル面の変更を行っています。
加えて標準装備の充実、さらには電動化につき若干の変更を行っており、ここでその内容を見てみましょう。
新型メルセデス・ベンツGLAはこう変わった
そこでまずは新型メルセデス・ベンツGLA。
こちらはエントリーグレードのGLA250で、新しいマイルドハイブリッドシステムと、ベルト駆動のスタータージェネレーター用として48ボルトエレクトリックシステムが採用されています。
特定の条件下で13馬力の追加出力が可能となり、その場合にはスムーズで素早い加速を実現しますが、新しい回生ブレーキによって48ボルトのバッテリーと12ボルトの車載ネットワークにエネルギーを供給することが可能になったとのことで、そのほかコースティング機能の見直しなどにり、いっそう燃費が向上している、とのこと。
全体的なデザインは変わらないものの、上述の通り前後バンパーやヘッドライト、テールランプの発光シグニチャーが変更されることで表情が一新されています。
ボディカラーには新色追加、そしてホイールデザイン(18~20インチが揃う)も新しいものへとリニューアルされており、シャープな印象も受けますね。
そしてこちらはメルセデスAMG GLA 35。
パワートレインは最高出力306PSへと向上し、トランスミッションはAMGスピードシフトDCT、駆動輪は4輪(4Matic)、そして0-100km/h加速は5.2秒という俊足ぶりを誇ります。
グリルは縦スラットへ、そしてフロントフード上のエンブレムがメルセデス・ベンツのスリーポインテッドスターから「AMG」へと変更されるのもほかモデル同様です。
ホイールは標準で19インチ、オプションで20インチ(2種類)が用意されるもよう。
インテリアだとナッパレザートリムステアリングホイールを標準装備し、いくつかのパッケージが追加されるなど装備内容が充実することに。
セージグレー/ブラックMB-Texとレッド/ブラックレザーを組み合わせた新しいスポーツシートが用意され、オプションではAMGパフォーマンスシートを追加することができ、オープンポアのブラウン・リンデン・ウッド・インレイも装着されているそうです。
メルセデス・ベンツGLA 250の場合だと、プログレッシブラインでは2色(ブラック、マキアートベージュ)、AMGラインでは4色目となるバイアブラウンが内装色に追加された、とのこと。
新型メルセデス・ベンツGLBはこう変わった
そしてこちらは新型メルセデス・ベンツGLB。
GLA同様にLEDヘッドライトが標準化されていますが、フロントバンパーが大きくタフな印象を持つものへと変更されるなど、全体的な雰囲気が「オフローダーっぽく」変化しているようですね。
リアスカートはGLAに比較すると天地方向に「分厚く」、楕円形テールパイプがスカート内に格納されています。
こちらは新型メルセデスAMG GLB35。
このボディカラーは新色のスペクトラルブルーメタリック。
ボンネット上のエンブレムが「AMG」となるなど、その変更内容はGLA 35とほぼ同じですが、ヘッドライトやテールランプの発光シグニチャーにおいてGLAと差がつけられ、メルセデス・ベンツは両者の性格を大きく分けることにしたのかもしれません。
なお、「3列シート」をオプションにて選択でき、これはハイパフォーマンスSUV市場では「かなり珍しい」ため、競争力を発揮する可能性がありそうですね。
パワートレインはGLA 35と共通ではあるものの、車体重量が重いせいか0-100km/hは+0.3秒の5.5秒だとアナウンスされています。
インテリアの変更点もGLAと共通するものの、GLBではエアコン吹き出し口が「タービンスタイル」へと変更され、エクステリアとは逆に、インテリアは「両者の距離が縮まった」ように思います。
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