
Image::marcovanoverbeeke(Instagram)
| その仕様は「ネオレトロ」、クラシカルなボディカラーにカーボンファイバーの組み合わせ |
オープンモデルだけあって内装についても強こだわりが発揮されそうだ
さて、マクラーレンは自社のパーソナリゼーション部門、MSO(マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ)を通じ、「メルセデス・ベンツ SLRマクラーレン」をベースにしたレストモッドとも言えるシリーズ「SLR HDK」を2022年に発表していますが、これは12台のみが生産されるという特別なモデルです。
そのインスピレーション元はレーシングカーである722GTで、数々の専用装備が与え荒れる「特別」なクルマではありますが、このうちの1台は「SLRコレクター」でもある米大富豪、マニー・コシュビン氏のガレージに収まっていますね。
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今回はSLR HDK」のロードスター版が登場
そして今回インスタグラム上に登場したのが「マクラーレン SLR ロードスターHDK」。
メルセデス・ベンツ SLRマクラーレンには「クーペ」のほか、オープントップを備える「ロードスター」が存在しますが、12台のSLR HDKは「すべてクーペ」ではなく、ロードスターも含まれていたということなのかもしれません(あるいは、この12台以外の存在なのか)。
いずれにせよ、これまでマクラーレン SLR ロードスターHDKの存在は明かされていなかったため、この個体が「初めて」広く知られる1台となったことは間違いなく、もしかすると、今後もこれに続く例が登場するのかもしれません。
インスタグラム上に公開された画像を見るに、MSOによるカスタムモデルの多くと同様、このSLRロードスターHDKも独自の仕様を持っていることがわかりますが、ボディカラーはメタリック仕上げの淡いグリーンで、センターにはホワイトのストライプが施され、フロントフェンダーには「McLaren Special Operations」のロゴが入ります。
そのほか、フロントフードにはカーボンファイバー製のエアベントが装備されること、フロントスプリッターやミラーにもカーボンファイバーが採用されていること、SLRの特徴のひとつであるサイドギルもカーボンファイバー製であることもわかります。
加えて、ロッカーパネルには「SLR HDK」の文字が刻まれ、その他のディテールとしては、ホワイトのブレーキキャリパーや、ボディカラーと同色に塗装されたメーターなども確認でき、これら仕様を見るに、「過去の300SLロードスター」をモチーフとしているのかもしませんね。
現在この車両はMSOロンドンに保管されているそうですが、今年中には完成しお披露目がなされるというので、その時を楽しみに待ちたいと思います。
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