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RWBポルシェ風、しかし中身はテスラの700馬力モーターを移植したポルシェ911が登場

2018/11/14

| レストモッドもエレクトリック時代に突入 |

SEMAショーにて、1977年製のポルシェ911をなんとエレクトリック化したカスタムカーが登場。
年式から考えると初代911つまり「901型」となりますが、リアエンジンを取り除き、その代わりにテスラから拝借したエレクトリックモーターをスワップしています。

この改造を行ったのはアメリカ西海岸を拠点とする「ストリートファイターLA(StreetFighter LA)」。
エレクトリック化は専門知識を必要とし、「もしも」の漏電などが起きないように慎重にカスタムを行う必要があるものの、ストリートファイターLAでは見事これを実現した、ということになりますね。

重量配分は「RR」のまま

ストリートファイターLAによると、モーターの出力軸ベースでは700馬力を発生し、シャシーダイナモに載せた状態つまり駆動輪だと571馬力をマークする、とのこと。

エンジン(モーター)ルームはこんな感じ。
ジャガーはかつての「E-Type」のエンジンをそのままエレクトリックモーターに載せ替えるという「公式エレクトリック化カスタム」を行うと発表していますが、構造的に単純なクラシックカーのほうが現代のクルマに比べ、「エレクトリックカーへのコンバート」を行いやすいのかもしれませんね。

なお、この911だとバッテリーはモーターの後ろに積まれているようで、つまり「RR」同様の重量配分を維持していることになりそう。

フロントから見るとこんな感じ。
トーヨータイヤのバックアップを受けており、実際に展示されているのはTOYOタイヤのブース、とのこと。

ボディにはリベット留めのオーバーフェンダーが装着され、RWBポルシェを想起させます。

ヘッドライト内部は最新式のプロジェクター。
最近のレストモッドには珍しく、ベゼルやグリルは「クローム」ですね。

そしてBBS製ホイールもクローム仕上げとなり、ピアスボルトはゴールド。

ロールバーはクローム仕上げ。

ダッシュボードはベージュ+ホワイト。
メーター類のベゼルもクロームを採用。

シートは「バーバリー風」。
ロールケージがありリアシートに座ることはできなさそうはあるものの、後部座席の座面やシートバックにもファブリックが貼られています。

外装のスパルタンさとは裏腹になんとなくクラシカル、そしてエレガントさも感じますね。

そのほかポルシェのEV化だと、こんな例も。
こちらもテスラからモーターそしてバッテリーを移植しています。

そしてポルシェが試験的に作ったエレクトリック・ケイマン、「Eエボリューション」といったクルマも存在。

こちらはジャガー公式、E-Typeのエレクトリック化。
エンジンやトランスミッション、エキゾーストシステムと「バッテリーとモーター」の重量がほぼ同じで、車重はもちろん、重量バランスも変えずにEV化できる、とのこと。

ジャガーがE-Typeのフルエレクトリックモデルを限定販売する、と公開。現オーナーも電動化が可能

VIA:Streetfighter_la-instagram

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