アーティストがポルシェ愛の詰まった「ポルシェ・コンセプト・ゼロ」を公開！なぜかリヤセクションはC3コルベット風に

｜　ポルシェ911のレンダリングはこれまでにも多数が登場しているが、ここまで移植なものはそうそうない　｜

ポルシェ911は十人いれば十通りの解釈があるようだ

さて、ロンドン在住のレンダリングアーティスト、ヤシッド・デザイン（Yasid Design）が「ポルシェ・コンセプト・ゼロ」と題された作品を公開。

これは「ポルシェ911と第三世代のシボレー・コルベットをかけあわせた」という不思議なテーマを持っており、「これまでにないポルシェの解釈」だと言えそうです。

フロントから見ると992世代の911にも似たヘッドライトやフロント周りを持っており、しかしヘッドライトは「やや四角」に近い外形を持つことで「未来っぽい」印象に。※ポルシェが公式にてリリースするコンセプトカーのヘッドライトは四角に近いライトを持つことが多い

ただしフロント以降は全く新しい「ポルシェ」に

ただしポルシェ911っぽいのはフロントセクションのみで、そこから後ろはまったくの別モノ。

Aピラーは実際の911よりも「寝た」角度を持ち、フロントウインドウとサイドウインドウは連結するかのような形状となっていて、ルーフはいわゆる「ヘルメットルーフ」。

Bピラーに相当する部分はタルガバーのようにも見え、そこから車体後部にかけては文字どおり「流れるような」デザインです。

リアは極端なオーバーフェンダーとなっていて、しかし車体にうまく溶け込むように配慮され、LEDライトバーがビルトイン。

エンジンはリアに搭載され、車体下部からはタービンやテールパイプがニョッキリと顔を出していますね。

リヤセクションの多くはクリアパーツで構成され、エンジンフードは「ハッチバック」のリアハッチのような感じでオープン。

テールランプの下はクリアパーツにて構成され「PORSCHE」文字が配置され、ブレーキランプとともに発光するもよう。

エンジンはポルシェ917など過去のレーシングカーに積まれるものを再構築したような形状を持ち、フックスホイールともどもレトロさを感じさせますね。

ひとつひとつのディティールを見るとポルシェ911とはかけ離れているものの、全体的に見るとポルシェ911に見えてしまうという不思議な作品ではありますが、おそらくは製作者の「ポルシェ愛」がつまっているがためなのでしょうね。

ポルシェ・コンセプト・ゼロのレンダリングはこちら

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参照：yasiddesign