| 近い将来、これに近い形のハイパーカーが登場してもおかしくはないと思う |
ポルシェは過去と現在、未来とを結びつけるデザイン手法をうまく見つけたようだ
さて、ポルシェはすでに「ポルシェ ヴィジョン グランツーリスモ」を発表済みですが、今回はそのオープントップバージョン、「ポルシェ ヴィジョン グランツーリスモ スパイダー」を公式ツイッター上にて公開。
こちろんこれは「グランツーリスモ7」の中のみでドライブが可能なバーチャルカーですが、クーペ版の「ポルシェ ヴィジョン グランツーリスモ」発表時、ポルシェはこれについて”実現可能なクルマにしたかった”と語っており、現実世界のクルマとの関連性を持たせたと語っています。
ポルシェ ヴィジョン グランツーリスモ スパイダーはこんなクルマ
そこでこのポルシェ ヴィジョン グランツーリスモ スパイダーを見てみたいと思いますが、「ルーフがない」以外はホイールも含めてクーペ版のポルシェ ヴィジョン グランツーリスモと同様のデザインを持つもよう(なぜか大阪の道頓堀と合成されている)。
さらには「シングルシーター化」されており、閉じられた助手席側のパネルには大きな「PORSCHE」文字と矢印が描かれています。
シート後方のハンプはボディと一体化していますが、リアセクションが低く抑えられることでリアフェンダーの盛り上がりが相対的に大きく見えますね。
リヤエンドもクーペ版のポルシェ ヴィジョン グランツーリスモと同じ構造とデザインを持っています。
ポルシェ ヴィジョン グランツーリスモは若手デザイナーによって制作される
なお、一連のポルシェ ヴィジョン グランツーリスモはポルシェの若手デザイナーによって制作されたといい、もっと正確に言うならば「グランツーリスモをプレイしながら育った世代」。
与えられた目標は「小さく、軽く、効率的」というものだけで、これに従い若手が存分にそのクリエイティビティを発揮したということになりそうです。
実際のところ非常に低くコンパクトに仕上がり、フェンダーやヘッドライトなどは「ミッションRコンセプト」と相通ずるディティールを持っていて、将来的にこのポルシェ ヴィジョン グランツーリスモに採用されたデザインを今後の市販モデルに採用する可能性があるのかも(ポルシェいわく、「ここには実現不可能な技術を使用していない」)。
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スペック詳細については公開されていないものの、公開されている範囲だと、「1,300馬力程度を発生し(もちろんピュアエレクトリック)、後方確認はカメラで行い、リアスポイラーはエアブレーキ兼用、インテリアはヴィーガン素材、メーターは透明のパネルに表示されるヘッドアップディスプレイ(ゲームの中ではホログラムにて表現)」。
クーペ版のポルシェ ヴィジョン グランツーリスモはモックアップが制作されていますが、もしかするとポルシェ ヴィジョン グランツーリスモ スパイダーについても実物大の模型が制作され、世界中のイベントを行脚することになるかもしれませんね。
そして今後、グランツーリスモをプレイしながら育った世代に加え、ガソリンエンジンを知らない世代がクルマのデザインを行うことで、これまでの常識にとらわれない、自由な発想にて考えられた、自由なクルマがたくさん登場することになるのかもしれません。
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