| VWが2019年モデルのゴルフRに”40色”のカスタムカラー追加 |
2019年モデルのフォルクスワーゲン・ゴルフRにて、ドイツ本国では「40色もの」カスタムカラー選択が可能になる、とのこと(日本でも対応するのかどうかは不明)。
これは「スペクトラム・プログラム」と題され、シロッコに採用されていた「ヴァイパーグリーン・メタリック」もラインアップ。
オレンジやパープル、ブラウン系といった「純正色ではこれまでラインアップされていなかった」カラーを選べるようにもなり、これは一つの朗報だと言えそう。
ヒストリックカラーも復活
その他のカラーだと「ノガロ・ブルー」、「カリビアン・グリーン」「ヴァイオレット・タッチ・メタリック」「カッパーオレンジ・メタリック」ほか、ゴルフR32にオプション設定されていた「ディープ・ブルーパール」1997年の限定ゴルフ「ドライバーズ・エディションGTI」に採用されていた「ジンスター・イエロー」、初代ゴルフGTIに用いられた「マーズ・レッド」など、過去モデルにてアイコン的に扱われていたカラーも復活することに。
なお、オプション価格は28万円くらいで、必要な納期は2-4週間ほど。
ちなみに日本における輸入量販車(フォルクスワーゲン、アウディ、BMW、メルセデス・ベンツなど)は基本的に在庫車を販売したいと考えているようで、あまり手間や納車までの時間のかかる「受注生産」は受けたくないようです。
というのもカスタムオーダー車の場合、「受注に至るまで、受注処理にかかる」時間や手間は在庫車に比べてかなり大きく、しかし一台あたりの利益はさほど変わらず、であれば「在庫車を売ったほうが効率に優れる」という判断なのでしょうね。
フォルクスワーゲンやポルシェ、ランボルギーニは同じボディカラーを使っている?
現在、アウディ、ポルシェ、ランボルギーニ、ベントレーは同じ「フォルクスワーゲングループ」に属しますが、「仕入れ効率化」の部分から一部のボディカラーが統一されている模様。
つまり、塗料メーカーに対して、フォルクスワーゲングループ内の各ブランドがそれぞれの異なる色をちょっとづつ注文するよりも、各ブランドのカラーを統一し「同じ色を大量に仕入れるから価格を抑えて」という交渉を行い、原価を引き下げるという手法を取っているのだと思われます。
その場合、ブランドによってカラー名は異なるものの、カラーコードは同じということになり(ポルシェの場合、過去モデルのカラーコードは公式コンテンツにて確認可能)、コードが一致すれば「同じカラー」ということに。※一致するのはそう多くない
ただ、ボディのデザインが変われば全然異なるカラーに見えるのも事実で(同じ色でも、ポルシェのように曲面が多いデザイン、ランボルギーニのように直線的なデザイン、アウディのように陰影がつきやすいデザインだと全然違って見える)、よってぼくはそのあたりは全く気にしていません(むしろタッチアップペンを流用できるので助かる)。