| 内装スペシャリスト、カーレックスは旧車も得意 |
ポーランドの内装スペシャリスト、カーレックスはフェラーリやポルシェといったスーパーカーの内装カスタム、メルセデス・ベンツやBMWといった高級車の内装張り替えを得意としていますが、実は結構旧車も得意。
今回はそのいくつか代表例を見てみようと思いますが、まずはフィアット126P。
ただし普通のフィアット126Pではなく「トム・ハンクス所有」のフィアットです。
このフィアット126Pには心あたたまる物語が
このフィアット126Pがトム・ハンクスの手に渡るまでにはいちょっとしたストーリーがあり、時を遡ること2016年11月にトム・ハンクスが自身のインスタグラムに「新しい車を手に入れたぞ!」と投稿。
しかしながらこの車はトム・ハンクス自身の車ではなく、映画のロケにて訪れたハンガリーに停まっていた「誰か知らない人の車」。
さらにこれは1973年から2000年にかけて東欧で生産されていた旧共産党時代の遺物で「新車」とはかけはなれたもの。
トム・ハンクスはインスタグラムアカウントを開設しているもののその投稿頻度は少なく、しかしこのフィアット126Pにおいては短期間に3回も同じような(別のフィアット124Pのドアハンドルに手をかけて”新車を買った”とする)投稿を行なっており、その嬉しそうな様子がやたら可愛いと評判に。
そしてかつてフィアット126Pを製造していた町、ポーランドのビエルスコビャワに住むモニカ・ヤコルスカさんはトム・ハンクスにこのフィアット126Pを贈ろうとFacebookを通じて資金集めを呼びかけ、20数万円相当を集めてこのフィアット126Pを購入し、トム・ハンクスの手元へと届けられることになった、と報じられています。
なお、この「フィアット126Pがトム・ハンクスのもとへ」と報道されたのは2017年1月ですが、ポーランドのチューナー、カーレックスがこうやって画像を公開しているところを見るに、そのままトム・ハンクスへと届けられたわけではなく、ポーランドにてまずカスタム&レストアを行われていた模様。
今回外装はホワイト、インテリアはグリーンへとコンバートされ、内装はヴィンテージ感溢れる作りに。
メーターには「For トム・ハンクス」の文字。
ジャガーXJはネオレトロに
そしてこちらはジャガーXJクーペ。
外装は非常に美しいワインレッドで、深いリムがキマってますね。
内装のレザーは張り替えられ、パネルはヴィンテージ調に。
なんとも重厚で高級感のある仕上がりとなっています。
ほぼブラック一色で渋い印象ですね。
マスタングのインテリアは「イマ」風に
こちらのフォード・マスタングは「外装は当時風」。
ただしインテリアにはカーボンパーツが用いられるなど現代的な要素も。
当時にはまだ一般的でなかったであろうアルカンターラがふんだんに使用され、Aピラー内側には追加メーターがズラリと並んでいるのがわかります。
カーボンとクロームパーツの相性は「なかなか」。
ペダル類も現代風ですね。
ウインカーレバーには「レザー巻き」。
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VIA:CARLEX DESIGN