ジュリエッタにも新グレードが登場し、ラインアップと魅力が増加
アルファロメオがジュネーブ・モーターショーに向け、ジュリアとステルヴィオの限定モデル、そしてジュリエッタの新しいグレードを発表。
アルファロメオは先日「ジュネーブ・モーターショーに、全く新しいコンセプトカーを持ち込む」と述べているものの、今回はそれについての発表はなく、新型コンセプトカーについては開幕時の「お楽しみ」ということになりそう。
アルファロメオQVレーシング・エディションはそのF1譲りのグラフィックが特徴
まずはアルファロメオ・ジュリアそしてステルヴィオに設定された「QVレーシング・エディション」。
これは両方のトップグレード「クアドリフォリオ」をベースに、アルファロメオのF1カムバック、そしてザウバーとのパートナーシップ締結を記念したもの。
ボディカラーはアルファロメオのF1マシン「C38(下の画像)」同様となり、ホワイトにレッド、そしてブラックのグラフィック。
ホイール、そしてタイヤレターのカラーもF1マシンに合わせられているようですね。
今回ジュリア/ステルヴィオQVレーシングエディションのインテリア画像は公開されていないものの、カーボン製シェルを持つスパルコ製のバケットシートが奢られ、これにはレッドのステッチが入る、とのこと。
そのほかだとカーボン製シフトノブやレザー/アルカンタラ巻きのステアリングホイールが装着されるようです。
さらにジュリア、クアドリフォリオともにカーボン製のルーフが装着され、ジュリアには19インチ、ステルヴィオには20インチのホイールが装着。
ブレーキディスクはカーボンセラミック、ブレーキキャリパーはレッド、そしてエキゾーストシステムはアクラポヴィッチ製のチタニウム製に(出力向上があるそうですが、その数字は公開されていない)。
ちなみにアルファロメオの独特なエンブレムは、同社誕生の地であるミラノの紋章「聖ジョルジョの十字」、ミラノを支配していたヴィスコンティ家の紋章「サラセン人を飲み込む蛇(なんとなくユーモラス)」とを組み合わせたもの。
ぼくが自動車メーカーのエンブレムで「もっとも格好いい」と考えるひとつです。
ステルヴィオ、ジュリアにはヴィジュアルアップグレードが施された「Ti」グレード追加
加えてアルファロメオはステルヴィオに「Ti」グレードを設定。
テールランプをダーク仕上げとしたほか、各部(ドアミラーやフロントグリルサラウンドなど)にカーボンパーツ、そしてウインドウフレームやテールパイプ、”Stelvio”バッジにブラックを使用するなど引き締まった外観が特徴です(リアサイド、リアウインドウはスモーク仕上げに)。
エンジンは2リッター4気筒280馬力とベースモデルと変わらず、トランスミッション(8AT)、4WDというところも同じ。
そしてジュリアにも「ヴェローチェTi」が設定され、これは2リッターターボモデルに対し、トップグレードの「クアドリフォリオ」同様の外観が与えられた仕様を持つ、とのこと。
ジュリエッタには「エグゼクティブ」「ヴェローチェ」グレードが追加
そしてアルファロメオはジュリエッタに対しても「エグゼクティブ」と「ヴェローチェ」グレードを設定。
「エグゼクティブ」のボディカラーはヴィスコンティ・グリーン、インテリアはチョコレートレザーが採用されています。
加えて外装にはサテンシルバーのパーツ(グリルやヘッドライトサラウンドなど)が使用されるなど、まさにその内外装は”エグゼクティブ”。
もうひとつの新グレードである「ヴェローチェ」は、内外装にこだわった「エグゼクティブ」に対し、パフォーマンスにこだわった仕様。
エンジンは170馬力の2リッターディーゼル、トランスミッションは6速デュアルクラッチのみという変わった組み合わせを持ちますが、新デザインのスポーツバンパー(イエローのアクセントがついている)、容量の大きなブレンボ性ブレーキシステム、18インチホイール、イエローステッチの入るアルカンタラ張りのシートなどが与えられる、とアナウンスされています。