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アルファロメオが伝説の「ジュリアGTA」を復活させるとのウワサ。110周年記念モデルとして-20kg、+120馬力の超速セダン誕生か

2020/01/24

| アルファロメオの最近の動きを見るに、「ありそう」だ |

アルファロメオがジュリアに「軽量スパルタンモデル」を追加するのでは、というウワサ(画像はアルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオ・レーシング)。
ジュリア・クアドリフォリオは「フェラーリ由来の」V6ツインターボエンジンを搭載し、ニュルブルクリンクにおいては”セダン最速”を誇ったクルマ。
もともとはFFベースで開発されていたものの、前FCA(フィアット・クライスラー)CEO、故セルジオ・マルキオンネ氏のツルのひとことで急遽FR化されたという経緯をもっています。

そのために開発期間がかなり短く、発売自体も遅れたり、発売後にも品質問題が報じられたりしたものの、そのあまりのパフォーマンスそしてポテンシャルの高さは誰もが認めるところ。
これによってアルファロメオはその販売と地位を大きく回復したとも言え、その後同じプラットフォームを使用した「ステルヴィオ」を発売しヒットに結びつけているので、「もしジュリアがなかったら」今のアルファロメオはないかもしれません。

なお、最近だとマイケル・ベイ監督の映画「6アンダーグラウンド」に登場し、派手なカーチェイスを繰り広げたグリーンのジュリア・クアドリフォリオが話題となっていますね。

その名は「ジュリアGTA」

そんなジュリアの近況につき、MoparInsidersが、FCA内部からの情報だとして「アルファロメオが、BMW M3に対抗する、さらにパフォーマンスの高いジュリアを発売する計画を持っている」と報道。

ジュリアはすでにBMW M3を超えるタイムをニュルブルクリンクで記録しているので、今更「M3に対抗」する必要はなさそうですが、これは「来たるべき新型M3」の来襲に備えるものかもしれません。
ちなみに、現時点でアルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオよりも速い4ドアサルーンは(限定モデルの)ジャガーXE SVプロジェクト8のみ。

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そして今回ウワサとなっている「スパルタンなジュリア」については”GTA”の名が与えられ、ごく限られた生産数となり、アルファロメオ100周年を記念し、6月24日にミラノで開催されるイベントにてお披露目されるとも。

これはかなり具体的な話でもあり、アルファロメオは少し前に「スポーツカー、とくにハンドリングに優れるブランドとしての地位確立を目指す」と述べており、それを実現するにはこのGTA発表、そしてその場として110周年記念会場というのはまたとない機会なのかもしれません。

”GTA”とは?

なお、アルファロメオにとっての「GTA」は1965年に誕生したジュリア・スーパースプリントGTAが初だと認識していますが、GTはグランツーリスモ、Aはイタリア語で軽量化(Alleggerita/アレジェリータ)を表すとされ、ホイールメーカー「OZ」にもアレジェリータHLTなるホイールが存在しますね。

こちらがその「ジュリアGTA」。
標準車に比較して200キロの軽量化、115馬力から(レース仕様では)170馬力にまで出力が高められています(詳細はアルファロメオのサイトに解説がある)。

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現在のところ、このアルファロメオ・ジュリアGTAについて詳細はわかっておらず、ウワサレベルではクアドリフォリオ比で+120馬力、すなわち620馬力を発生する、とも(エンジンは2.9リッターV6ツインターボのまま)。
重量については20kgの軽量化が施されると言われていますが、これよりも出力向上のほうが大きな影響を与えると思われ、相当なパフォーマンスを発揮する”スーパースポーツサルーン”となりそうですね。

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