| 現在のF1レースに危機を感じているチームそして個人は多いようだ |
世の中には様々な「もしもこのクルマがこんなだったら」というレンダリングが存在しますが、今回は一風変わった「ホバークラフト」。
見ての通りフェラーリF1のタイヤをファンに置き換えたもので、これによって浮力を得る、ということになります。
このレンダリングを作成したのはOlcay Tuncay Karambulut氏で、当然ながら未来のフォーミュラカーをイメージしたもの。
ジェットエンジンの速度に人体が耐えるのは難しそう
なお、「浮く」のはファンですが、「前に進む」のはコクピットの後ろに装着された2基のロケットエンジン。
おそらくは4つのファンで車体(機体?)を浮かせることや、このサイズのジェットエンジンで強力な推進力を得ることは現代の技術では難しく、かなり先にならないとこのレンダリングが実現することはなさそうです
現在F1は変革期を迎えていると思われ、というのも本来は「最高のテクノロジー」を使用するはずの場であるF1がレギュレーションによって押さえつけられ、その速度も結果的に制限されてしまうため(よって、下位クラスのフォーミュラカーのほうが速いという話も出るほど)。
マクラーレンは2050年のF1マシン、「McLextreme」を公開
そして、そういった窮屈さはF1に参加するチームが一番強く感じているようで、マクラーレンは”2050年のフォーミュラマシン”、McLextermeを発表したことも。
マクラーレンの考える「2050年のF1マシン」。その頃のレースはもはや「ゲーム」や「エンターテイメント」になっているのかも
これは「フルエレクトリック」をイメージしたもので、アクティブエアロ導入によって最高速とコーナリングスピード両方を高め、かつタイヤのカラー(発光色)がドライバーの感情に合わせて変化するといった仕掛けも。※最高速は時速482キロ
なお、ドローンにて車両を追いかけ、臨場感のある映像をシェアすることも可能だとしており、性能とエンターテイメント両方を追求したマシンだと言えそうですね。
フェラーリは「フォーミュラNEW」を提案
そして現在のF1に強く疑問を抱き、独立シリーズ立ち上げにまで言及したフェラーリはWEBコミックにて実際に新シリーズ「フォーミュラNEW」を設立。
コミック中に「フェラーリ」の名は出していないものの公式コンテンツとして配信されており、ロッソの車体は紛れもないフェラーリ。
このWEBコミックはけっこう長く続いていて、自動運転搭載が義務付けられた時代にまで話が進んでいます。
その他にも「未来のF1」は格好のレンダリングネタ
そして個人デザイナーにとっても「未来のF1」もしくはレーシングカーは魅力的な題材だと考えられ、数々のレンダリングが公開。
こちらは2030年のフェラーリ「F413」。
一方で「エンターテイメント性」に着目したレンダリングも存在し、こちらは「サイバーレース」。
市街地レースを想定していますが、そこを通るとマシンが加速する「ブーストゾーン」があったり、マシン上にホログラムにてバッテリー残量などのステータスが表示されるというゲーム性も考えられているようですね。
そのほか、ドライバーのレベルによって「開放される」機能があったり、と経験値によってもその性能が変化するという設定を持っています。