| フォーミュラカーをロードカー風にコンバートしたスタイル |
グラフィックデザイナー、Yi Dong氏が「フェラーリGPXコンセプト」を公開。
もちろん個人による作品なのでフェラーリによる公式コンセプトではなく、しかし同氏はこれまでにも「マツダ・ヴィジョン・コスモ」等を発表してきた実力派でもあります。
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このフェラーリGPXコンセプトについての説明はなく、しかしその名称や画像から判断するにレーシングカーのようですね。
そのスタイルは「ハイパーカー」
このレンダリングを見るに、そのスタイルはハイパーカー。
フロントやサイドにはほぼ現行モデルとの共通性はなく、かなり大胆なスタイリングを持っています。
サイドの形状を見るに、アストンマーティン・ヴァルキリーのように「フォーミュラカーをクローズドボディ化したような」構造を持つようですね。
一方で星型ホイール、リアウインドウに相当する部分など現行フェラーリとの共通点も。
リアウイング形状はFXX Kとの共通性も見られます。
リアアンダーは大胆にエアを抜く構造を持っており、大型ディフューザーが確認できますが、センターには(フォーミュラマシンのブレーキランプ風形状を持つ)エキゾーストパイプらしきものが見えるので、ガソリンエンジンもしくはハイブリッドパワートレーンを搭載している(ピュアエレクトリックではない)のかも。
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ただ、「XX」という名称が入っていないことからも、やはりいずれかの(未来の)カテゴリ参戦を視野に入れたレーシングカーだと考えられますが、直近で参戦できそうなのはル・マン24時間レースに新設されるであろう”ハイパーカークラス”。
しかしながら、現在の世界的な状況、自動車メーカー各車の余力を見るに、参戦するクルマは集まりそうになく、このル・マン・ハイパーカークラス=LMHは実現すること無く終わるんじゃないかとも考えています。
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なお、「赤くて車高の低いスポーツカー」というとすぐにフェラーリを連想し、そういったクルマにフェラーリのエンブレムが付いていると、「現行モデルからかけ離れていてもフェラーリに見えてしまう」のが不思議でもありますね(それだけフェラーリ=レッドが刷りこまれているのか)。
参照:Yi Dong