| いずれも劣らぬ素晴らしいデザイン |
ホンダやジャガー・ランドローバー、BMWでエクステリアデザイナーを努め、フェラーリではエクステリアデザインチームのインターンシップも経験したデザイナー、ジュリアン・フェスケ氏。
同氏がこれまでに作成した作品が一挙公開されており、ここでそれらを見てみたいと思いますが、まずはNSX。
とくに説明はなく、単にアイデアをスケッチとして残したものだと考えられ、しかしボディ一体型のリアウイング等、初代NSXへのオマージュを見て取ることができます。
その他にはこんな作品も公開されている
こちらはブガッティ製バイク。
ブガッティらしいブルー、そしてカーボンファイバーが使用されています。
フォルクスワーゲン製ビーチバギー。
実際にフォルクスワーゲンは「IDバギーコンセプト」を公開しており、エレクトリックバギーを発表するというウワサもありましたね。
マツダのスポーツカーと思われるレンダリング。
このワゴンボディはかつての「RX500」を思い起こさせます。
こちらもマツダ。
MAZDA3のような印象も受けます。
なお、マツダをレンダリングの対象として取り上げるデザイナーは多く、それだけマツダのデザインがイマジネーションを掻き立てるということなのかもしれません。
特に命名されていないものの、そのシルエット、そしてボディサイドの「NISMO」ロゴから察するに、おそらくは新型フェアレディZをイメージしたレンダリングだと思われます。
なんとも面白い形状を持つドゥカティ製のバイク(折りたたみ式というわけではないようだ)。
こちらはフェラーリ。
現行のフェラーリとは大きく異るイメージを持っていますが、ランプやフロントスポイラーからするに、「サーキット走行専用モデル」なのかもしれません。
ちょっとだけフェラーリP80/Cに似ているようにも思います。
BMW M1を意識した作品。
M1後継も「発売される」というウワサが何度か出ながらも実現しないモデルの一つ。
もっとも近いのは「BMW ヴィジョンMネクスト・コンセプト」だと思われますが、こちらも最近は音沙汰が無いようです。
アルファロメオの2座スピードスター。
最新作は「ロールスロイス」
そして同氏の最新作はロールスロイス”Apparition”。
未来のロールスロイスをイメージした一台ということになりそうですが、モチーフはクラシックロールス。
そしてココ・シャネルの「多くの人は、ラグジュアリーの対義語は”貧困”だと勘違いしている。しかしラグジュリーの対義語は”低俗”である」という言葉を引用して示したのがこのロールスロイス・アパリション。
なお、「Apparition」には幻や幽霊という意味があり、「ゴースト」「ファントム」に通じるネーミングということになりそうです。
ちなみにボディサイドのタイヤのようなものは「ダミー」のように見え、しかし何らかの機能があるのかもしれません。
面白いのは、「スパイフォト風」の画像も作ってしまったこと。
こういった画像があると、がぜんリアリティが出てきますね。