| おそらくフェラーリはエレクトリック時代でもかなり高い優位性を発揮するだろう |
さらにフェラーリの株は「下がりにくい」
さて、一度は手放したフェラーリ株。
その理由は「世界中の各国がガソリン車を禁止し、EV化が進みゆく中で、フェラーリはその優位性を発揮できなくなるだろう」というもの。
つまり電動化が進むと「みんな同じようなクルマばかりになってしまい」フェラーリを選ぶ理由がなくなってしまうんじゃないかと考えていたわけですね。
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ただしフェラーリはその未来をしっかり見据えていたようだ
ただ、そこからフェラーリはハイブリッドモデルであるSF90ストラダーレ/SF90スパイダーを発売し、直近でも296GTBを発表。
これらはハイブリッドといえど、かたや3モーターの4WD、かたやシングルモーターのMRという相違もあり、しっかりモデルごとの差別化が出来ている模様。
加えてそれぞれ「フェラーリ最強レベル」のパフォーマンスを誇っており、ハイブリッド化によって「得るものはあっても、失ったものはないんじゃないか」と考えているわけですね。
そして重要なのは、「ランボルギーニよりも、マクラーレンよりも、ポルシェよりも、そのほかのスーパーカーメーカーよりも」早く電動化に対応したということ。
おそらくはまもなく296GTSが発表されることになるかと思いますが、そうなるとフェラーリの電動化比率はさらに高くなり、他メーカーに対するリードをまた一歩広げることになります。
いち早く電動化したというリードは大きい
そしてぼくが思うのは「このリードはかなり大きい」というもので、ハイブリッドにてノウハウを積めば、それだけピュアエレクトリック時代に移行した際にも「ノウハウを活かしやすく」、つまりモーターとハイブリッドというパワートレーンにおいても「どこをどうすれば、どういった結果を得られるか(ドライバーにどういった印象を与えることができるか)」ということを他社よりも早く知ることができ、それを車両に反映させることも容易になるわけですね。
そうなると、フェラーリはEV時代においても「フェラーリらしい」乗り味を実現することが可能となり、それが(ライバルメーカーよりも)早く実現できるのであれば「フェラーリのEVは他社製とは違う」という評価を受けることも可能となって、ひいては「V12を失ったEV時代でも、その優位性を発揮できる」んじゃないかと考えています。
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よって以前の決定から翻意し、今回は3,000万円という「フェラーリ1台分」くらいの価格をフェラーリ株に突っ込んだということになりますが(ローマを買おうと残しておいた資金。なんとなく買いそびれて現在に至る)、ぼくとしては「2025年あたりに4500万円」になるだろうとも予測していて、実際にそれくらいの金額になれば、その頃にフェラーリ株を売り払い、ウラカン後継モデルでもポンと現金で買うか、という計画を持っています。
なお、フェラーリ株に回帰する理由はもう一つあり、ぼくのポートフォリオの中心であるハイテク株はときに大きく下がることがあり、しかしフェラーリのような「メーカー」の株価は大きく下がりにくいということもあるわけですね(目に見えるモノを販売する会社の株は、目に見えないサービスを販売する会社に比べ、大きく下がりにくい傾向にある)。
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