| インテリアのアクセントカラーはホイールとマッチした「グレー」 |
まさにローマにはぴったりの内外装
フェラーリが「インテリアに追加する新色」としてロッソ・ドゥカーレ(Rosso Ducale)をFacebookページ上にて公開。
このロッソ・ドゥカーレは(ヘリテージボディカラーの)ロッソ・ヴィナッチア(Rosso Vinaccia)にインスパイアされたものだと紹介されていますが、このロッソ・ヴィナッチアは「ぶどうから果汁を絞った後の絞りかす」をイメージした紫っぽい深いレッドであり、1960年代のフェラーリによく用いられていた、とのこと。
つまりこのローマは内外装ともに同じテーマを持つということになり、この上なくエレガントな仕様を持っているように思います。
ちなみにこのカラーはフェラーリがここ最近で公開した「内装の新色」としては6色め。
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フェラーリのインテリア「新色」、ロッソ・ドゥカーレはこんな色味を持っている
そしてこちらがそのロッソ・ドゥカーレを使用したインテリア。
ダッシュボードやドアインナーパネル上部はブラック、そしてグレーのアクセントを挟んでロッソ・ドゥカーレが用いられています。
なお、ブラック部分、ロッソ・ドゥカーレ部分ともにステッチカラーにグレーが使用され、ぐっと落ち着いた雰囲気に。
フロアマットにもロッソ・ドゥカーレが使用され、「Roma」の刺繍がグレーにて入りますが、ステアリングホイールはおなじみの「LEDインジケーター内蔵」ではなく、これはもちろん車両全体の雰囲気を考慮したからだと思われます。
ヘッドレストの跳ね馬(プランシングホース)刺繍もグレー。
ルーフ内張りや後部座席、シートベルトはシンプルにブラックで纏められており、そのぶんロッソ・ドゥカーレがさらに引き立つようにも思います。
これでフェラーリのインテリアにおける「ロッソ」の選択肢が3色に
参考までに、現在フェラーリの内装には鮮やかなロッソ・フェラーリ、シックなボルドーの二色がラインアップされますが、ここに今回パープルっぽいロッソ・ドゥカーレがプラスされるということになるのかもしれません(標準オプションの範囲に加わるのか、特別オプションになるのかはわからない)。
ちなみにですが、このドゥカーレ(Ducale)というイタリア語には「公爵の」「ヴェネツィアのドージェ宮殿」という意味があるようですが、フェラーリは「トスカーナのヴィラ」「ルネサンス期のフレスコ画」とロッソ・ドゥカーレを結びつけているので、本来の意味の「Ducale」とはまた別の意味があるのかも。
フェラーリはそこに言及してはいないものの、トスカーナには「ルフィーノ」なるぶどう色のラベルを持つワインがあり、そしてボディカラーのロッソ・ヴィナッチアが「ぶどうの絞りかす」ということからも、絞りかすの「もとあった」中身、つまり果汁そしてそこから作られるワインをインテリアのカラーとしてイメージした可能性もありそうですね(そう考えると、エクステリアがぶどうの皮、インテリアがワインという解釈もでき、ストーリーとしては面白い)。
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