| 「水没車」なので物理的な破損はまだ少なく、しかし路上に戻すにはフルレストアなみの手間が必要であろう |
このほかにも多くの「水没した」スーパーカー、エキゾチックカーが販売されている
さて、今年はじめにドバイを襲った豪雨被害によって多くのスーパーカーやハイパーカーが影響を受けていますが、先日のフェラーリ812コンペティツォーネに続き、今回は水没してしまったプロサングエが「スーパーカーの墓場」にて販売中。
このプロサングエはなかなかに興味深い仕様を持っており、リアにはイエロー、そしてドアミラーとフロントにも(ハンマーハッドに沿う形で)ストライプが入ります。※このパターンは今までに見たことがない
ボディカラーはおそらくネロ・プロサングエ、そしてフロントフェンダー上のスクーデリア・フェラーリエンブレムはハンドペイント、ブレーキキャリパーはイエローという仕様ですね。
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今であればフェラーリ・プロサングエを修理する意義があるかもしれない
なお、プロサングエの生産は厳しく制限されており、注文のための枠を確保することが非常に困難で、仮に確保できたとしても納車までは非常に長い時間を要するため(さらには売り物もほとんど出てこないので)、たとえ水没車といえども購入し、時間と手間をかけてでも修復するだけの価値があるかもしれません(ただし修理のためのパーツがすぐに手に入るかどうかはわからない)。
ちなみにインスタグラムにアップされた画像/動画ではインテリアの状態も捉えられており、外装からも推測されるとおり「壊滅的」。
そしてインテリアにおいても(エクステリア同様に)イエローのアクセントが用いられており、つまりこのプロサングエはかなりの愛情をもって仕様が決められていると考えてよく、それだけに現在の状況はちょっと残念でもありますね。
こちらもやはり豪雨被害にて水没してしまった488チャレンジEVO。
「まさかこんなクルマまでもが」という感じではありますが、こちらは競技用車ということもあり、実際にレースに参加しているチームにとっては「部品取り」として魅力的な選択肢となるかもしれません。
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