| 例によってフェラーリのクルマは「実際に発表されるまでは正確なことはわからない |
フェラーリには「どんなファンをも納得させる必要がある」クルマを作らねばならないというプレッシャーがある
さて、現在フェラーリはピュアエレクトリッカーの開発を行っており、おそらくは来年あるいは再来年には発表がなされると言われています。
そしてこのピュアエレクトリックカー(EV)につき、リマック・ネヴェーラのような「ハイパーカー」ではなく、今回目撃されたプロトタイプのように「SUV(といってもフェラーリはこれをSUVと呼ばないと思う)」ボディを採用するであろうとがわかっており、これはある種の驚きではあるものの、「妥当な選択」かもしれません。
というのも、現在のバッテリー技術では「軽量な」スポーツカーを作ることは叶わず、さらにはサーキットを走行すると数周でバッテリーが消耗してしまうからで、それでは「フェラーリのスポーツカー」と呼ぶことは難しく、であればいっそのことSUVとしたほうがそのブランド価値を毀損することがないであろうと思われるため。
それでもまだまだ「フェラーリの新型ピュアエレクトリックカー」がどんなクルマになるのかは謎である
ただし今の時点であってもこのフェラーリ初のキュアエレクトリックカーがどんなクルマとなるのかはまったくわかっておらず、現時点でのプロトタイプは一部(プロサングエがそうであったように)フェイクエキゾーストパイプとマセラティ・レヴァンテのボディパネルを借りてテストしているようにも。※ランボルギーニ・ランザドールとは異なり2ドアではないようだ
一方で(ローマを連想させる)ヘッドライトやドアミラーはこのクルマ独自のデザインを持つようにも見えますが、これらも「借り物」である可能性を否定できず、その姿が明らかになるまでは長い時間がかかるのかもしれません。
そのほか、フェラーリ本社周辺にはこういったクルマが走っている
そして今回Youtubeにアップされた動画では様々な(フェラーリ本社付近を走る)クルマの様子が捉えられていますが、こちらは発表されたばかりのF80。
発表されたといえどもまだまだ開発が継続されており、プロダクションモデル製造に向けて着々と準備を進めている、ということになりそうです。
ホワイトとレッドの爽やかなSF90スパイダーに・・・。
グリーンにホワイトアクセントの296GTB(けっこう珍しいカラーコンビネーションでもある)。
ちょっと面白いのは(レーシングカーの)296GT3が多数走っていることで・・・。
法規的にヤバイんじゃないかと思ったりするのですが、ちゃんと仮ナンバーを取得して走行しているようですね(日本の仮ナンバーとは意味が異なるようだ)。
おそらくはカスタマーカーであり、顧客に引き渡す前に最終のチェックを行っているものと思われます。
12チリンドリも多数見られ、こちらは「工場へと帰ってゆく」様子ですが、フェラーリの工場敷地内は見ての通り「後方駐車」。
欧州では(北米同様)前方駐車が常識的に行われているものの、フェラーリの場合は来客であっても社員であっても社用車であってもすべて「後方駐車」するように指示されているといい、これは「美観」のためなのだそう。
フェラーリ本社付近を走行する車両を捉えた動画はこちら
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参照:Varryx(Youtube)