| なぜランチアは「ストラトス」「デルタ」を蘇らせないのか |
さて、ルノーは先日「5(サンク)」の復活をアナウンスしていますが、今回はスウェーデン在住のデザイナー、Sebastiano Ciarcià氏が独自に考えた「ランチア・デルタHFインテグラーレ」を公開。
同氏はランチア・デルタHFインテグラーレのファンであり、もう一度デルタに栄光を取り戻させたいという想いから作成に至ったとのこと。
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ランチア・デルタ・インテグラーレは日本でも大人気
「ランチア・デルタ」そのものは1979年の発表で、当時人気のあったVWゴルフの対抗馬として発売されたという経緯を持っており、デザインはゴルフと同じジウジアーロではあるものの、ランチアの戦略として内装を高級に仕上げて「小さな高級車」としてゴルフとの差別化を行っています。
そして、ラリー参戦のためのホモロゲーションモデルが「HFインテグラーレ」ということになりますが、これは日本でも大変に人気のあるクルマですね。
ただ、その人気っぷりは他の国でも同様と見え、「アウトモビリ・アモス」によって復刻がなされるという話も(実現したという話は聞いてない)。
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新世代のランチア・デルタ・インテグラーレはこんなクルマ
そしてここからがSebastiano Ciarcià氏の考えた新型ランチア・デルタHFインテグラーレ。
「MAKE LANCIA GREAT AGAIN」というトランプ前大統領のようなスローガンを掲げていますが、それだけランチアそしてデルタを愛しているということになりそうです。
そのシルエットは長く、低く、そして広く。
ドアミラーの代わりにカメラが備わるなど「未来」を感じさせる一方、テールパイプが見えるので「ガソリンエンジン搭載」だと考えられますが、フロントグリルが閉じられているので、ガソリンエンジンはごく小さなサイズにとどまるプラグインハイブリッドという可能性もありそうです。
全体的に見てデルタの面影は残っておらず、しかしデザイナー氏は時間の経過を追い、順当にデルタが進化していたらこうなっているだろう、という想定のもとにこの作品を製作したのだそう。
ちなみに車体とホイールハウスとのバランス、前後オーバーハングについてはかつてのデルタと同一の比率を保っている、とのこと。
リアには安全タンクのようなもの、もしくはインバーターか何かが積まれているようですね。
なお、ランチア自体は現在も存続しており、しかし現在のラインアップは「イプシロン」のみ。
ただ、「ストラトス」「デルタ」のブランド力は絶大でもあり、過去のヘリテージを活用してなんらかの展開をぜひ行ってほしいものだ、とも思います。
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