| ウルスは現在各チューナーがもっとも熱い視線を寄せるクルマのひとつ |
ドイツのチューナー、ホイールズアンドモア(Wheels and more=WAM)がランボルギーニ・ウルスのチューニングプログラムを公開。
もっとも高いレベルのチューニングメニュー(ステージ3)だと、ノーマルの650馬力から808馬力へと出力が向上し、なんとアヴェンタドールSVJ(770馬力)よりもパワフルということに。
価格については「158馬力も向上するのに4,620ユーロ」つまり57万円程度という破格の安さ。
チューニング内容としては「ECU変更のみ」だと紹介されており、これだけで158馬力もパワーアップするのは4リッターV8ツインターボエンジンが非常に優れたポテンシャルを持つが所以だと思われます。
チューニングメニューは多種多様
なお、ステージ1だと最大で775馬力(2,521ユーロ)、ステージ2では最大で790馬力(5,469ユーロ)にまで出力が向上するそうですが、ステージ2のほうがステージ3よりも高価なのは「スポーツ触媒」を入れているため。
そのほかだとサスペンションコントロールモジュール(1,679ユーロ)も用意され、これはアプリをインストールすることで「スマホ経由で車高を下げることが可能」。
ちなみに車両に対しては「プラグアンドプレイ」つまりポン付けであり、こういった事が可能となるのも近年のクルマならではだと言えそうです。
さらにはステンレス製のエキゾーストシステムもラインナップされていて、この価格は4,450ユーロ。
アクラポビッチ製に比較するとかなり安く、しかも「20馬力向上」というおまけ付き。
エキゾーストシステムにはフラップが内蔵され、これもスマートフォン経由にてフラップ開閉が可能だとアナウンスされています。
スポーツ触媒は2,500ユーロ、直管は1,690ユーロ、とのこと。
そしてホイールズアンドモアの本業とも言えるホイールですが、これについては23インチが用意され、重量は明かされていないものの「超軽量鍛造」。
価格は1本2,100ユーロ、4本セットだと9,999ユーロというプライスタグが掲げられています。
ホイールのデザインはオリジナリティが高く、グロスブラックに切削加工という仕上げ。
六角形状を持つ切削部部分の端はリムの外側ギリギリいっぱいにまで広げられ、かなり直径が大きく見えるように思います。
ランボルギーニ・ウルスはおそらく「ランボルギーニ史上、もっとも売れる」クルマになるものと思われ、よってチューニングやカスタムについても「過去最大級」となる可能性が大。
よってウルス発売直後から相当数のチューナーがアフターマーケットパーツを発売しており、単に見た目を変更するためだけのものから今回のホイールズアンドモアのようにガツンとパワーアップするものまで多数が揃っており、ユーザーの好みにあわせて自在に選択できる環境ができあがっているようですね。
VIA:Wheels and more