| 予想したよりも新型ランボルギーニ・ウラカンの変更の内容は大きそうだ
ウラカンでここまでカーボン盛り盛りなのは珍しい
さて、先日ランボルギーニが予告した新しいウラカンのバリエーションですが、今回はそのエンジンベイとエンジンフードの画像が(より広い面積で)公開されています。
これを見るとエンジンベイがフルカーボンということがわかりますが、これまでウラカン→ウラカンEVOとバージョンアップした際にも変更されなかったエンジンフード、そしてガラスボンネットの形状が新しくなっていることがわかります。
新型ウラカンはいったいどんなクルマに?
そしてこちらが現行ランボルギーニ・ウラカンEVO RWDのガラスボンネット。
これがそっくり上の画像のカーボンファイバー製パーツ、そしてガラスに置き換わるということになりますが、ガラスのサイズが小さくなり、その周辺のパーツ形状が根本的に変わっていることがわかります。
そしてこの大胆な形状、カーボンファイバー製パーツというところから見て「かなりスパルタンなモデル」だと考えて良さそうですが、巷ではウラカンSTOとウラカンEVO RWDの中間といった性質が与えられると見られているようですね。
ランボルギーニは「テクニカ」なる商標を出願しており、この新型ウラカンについては「ウラカン・テクニカ」を名乗るという話もあり、しかしもう一つの説では「ウラカンJVストラダーレ」になる、とも。
ただしどちらもウワサレベルでしかなく、ぼくらは4月12日の午後7時になされる発表を待つしかなさそうです。
CEOが変わればけっこう方針が変わる
ちなみに現行ウラカンEVOのエンジンベイに貼られている「V10」バッジはこんな感じですが、新型ウラカンではV10文字のフォントが変わり、さらにイタリックへ(ベースプレートもブラックに変更されているようだ)。
なお、現行ウラカンEVO、ウラカンEVO RWDは前CEOであるステファノ・ドメニカリ氏時代に企画されたもので、同氏がCEOに就任した際には「LP-ナントカ」という名称を廃止し、フェイスリフトにて「EVO」という文字を用いたほか、(スクーデリア・フェラーリから来たというだけあって)モータースポーツに注力し(モータースポーツ部門の)スクアドラコルセの活動を活発化させ、エッセンツァSCV12を発売しています。
そのほか「レトロ路線」を取り入れてカウンタックLPI800-4を発売するといった今までにない動きも見せているわけですが、今回CEOに復帰したステファン・ヴィンケルマン氏はアヴェンタドールにて「LP-ナントカ」という名称を復活させ、そして「レトロ路線は採用しない」とも明言しています。
そして今回は新しいウラカンのバリエーションを投入することになり、これは(前CEOが重視したモータースポーツ志向の)ウラカンSTOとは異なって「公道」を強く意識したモデルなのかもしれません(そう考えると、JVストラダーレというネーミングもアリなのかもしれない)。
ちなみに「V10」バッジのフォント変更も「CEOが新しくなった」というアピールのあらわれだとも捉えることができますが、今回のニューモデルはステファン・ヴィンケルマンCEOにとって「かなり気合の入った」モデルだとも考えられます(そして、ステファン・ヴィンケルマンCEOが、前ステファノ・ドメニカリCEOの施策に納得していなかったということもわかる)。
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参照:lamborghini