| 予想はしていたが、ランボルギーニ・テメラリオはかなり高価なクルマということに |
ただし日本の価格設定は国内よりは低く抑えられるだろう
さて、ランボルギーニ・テメラリオの詳細が徐々に明らかになっていますが、まだ正式に公開されていないのがその価格。
すでに受注可能な状態となっているのでディーラーに問い合わせれば明確になりそうではあるのの、ちょっと(あまりに高そうなので)聞けずにおり、しかし米ランボルギーニ専門掲示板、Lamborghini Talkを見ていると、その基本価格は334,395ドルとのこと(現在の為替レートにて4827万円)。※早速情報をいただき、日本国内価格は38,251,496円(税抜き。税込みだと42,076,645円)とのこと
これはウラカンEVOの3282万円、ウラカン・テクニカの2999万2917円、ウラカンSTOの4125万円に比較して大幅な値上がりとなりますが、「10,000回転まで回るエンジン」「3モーターハイブリッド」「920馬力」というハイパーカークラスのスペックを見るに”いたしかたない”ところなのかもしれません。
ただ、日本での車両価格は米国や本国に比較するとかなり安めの設定となっていて、実際に北米だとレヴエルトの価格は608,350ドル(8780万円)ですが、日本だと6543万円なので、この比率を当てはめるならば、もしかするとウラカンSTOよりも安価に収まるかもしれません(いやそれはないか)。
ランボルギーニ・テメラリオにオプションを「満載」すると7940万円
そして驚くことに、実際にテメラリオを注文しようとしている顧客によると、「フルオプション」にすると550,000ドル(7940万円)を超えるといい、これはレヴエルトの608,350ドルにかなり「近づく」価格でもありますが、両者の性能もかなり近いため、これもまた「やむなし」なのでしょうね。※レヴエルトにフルオプションを装着するととんでもない値段になりそうではあるが
そしてテメラリオのオプションを見てみると、ボディカラーのオプションコストは9,600ドル(139万円)から12,000ドル(173万円)、アドペルソナムだと13,900ドル(200万円)〜32,700ドル(472万円)。
注目の的である軽量オプション、アレッジェリータ・パッケージだと基本が45,900ドル(715万円)、しかしリバリーを指定すると78,600ドル(1135万円)。
ブラックルーフは13,100ドル(190万円)、カーボンファイバー製パーツ(スプリッター、サイド ミラー、サイド インテークなど)は1,300ドル(19万円)〜7,900ドル(115万円)、カーボンファイバー製ホイールは26,200ドル(378万円)。
インテリアだとシートベルトが1,600ドル(23万円)、スポーツシートが8,100ドル(117万円)、カップホルダーとスモーカーパッケージが800ドル(12万円)、ソナス・ファベール製のオーディオシステムが6,500ドル(94万円)、パーキングアシスタンスパッケージは4,700ドル(68万円)。
そのほかレザー関連オプションは最大で5,900ドル(85万円)、コントラストステッチには1,900ドル(28万円)の追加料金がかかり、助手席側の追加ディスプレイは4,000ドル(58万円)、プロテクションフィルムには3,300ドル(48万円)、延長保証は11,800ドル(170万円)といった内容です。
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ある意味では「フェラーリが安く思えるほど」
ちなみにですが、フェラーリの最新モデル、12チリンドリの北米価格は43,500ドル(現在の為替レートだと6280万円、実際の日本の車両価格は5674万円)なので、ランボルギーニ・テメラリオの価格は相当なレベルにあると言ってよく、しかしこれはテメラリオ発表時に同社CEO、ステファン・ヴィンケルマン氏が「テメラリオは独自の価格帯に属する」とコメントしたとおりであると考えられ、ほかのスーパーカーとはそもそも比べるべきではないのかもしれません。
参考までに、ランボルギーニは「常にフェラーリの上を行く」ことが多く、ガヤルド発表時も「フェラーリのV8に対してV10」、そしてウラカン投入後であってもその価格は常に同世代のV8フェラーリを上回ってます(4WD採用というプラスアルファもある)。
そしてテメラリオについても、296GTBの「V6」に対して「V8」を搭載していますが、さらにエレクトリックモーターの数も「2つ多く」、よって日本においては296GTBの3678万円を「軽く」超える価格設定を持つことは間違いなさそうですね。
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