Image:MAKE UP
| このランボルギーニ カウンタックLPI800-4のボディカラーは5色、それぞれ限定台数は「112台」 |
ランボルギーニより3D CADデータの提供を受け細部に至るまで忠実に再現
さて、東京に拠点を構えるモデルカーメーカー、メイクアップの展開するブランド「アイドロン」からランボルギーニ・カウンタックLPI800-4の予約販売が開始(発売は2025年2月の予定)。
価格は45,100円に設定されており同ブランドの中でも比較的高価な部類となっていますが、そのぶん「こだわり」満載となっており、ここでその詳細を見てみましょう。
アイドロン製 ランボルギーニ カウンタックLPI800-4はこんなモデルカー
このランボルギーニ カウンタックLPI800-4のスケールは1/43、もちろん製造はハンドメイド。
ボディカラーはパールホワイト、ロッソ、ヴェルデアベーテ、ジアッロ、ヴィオラパシファエの5色がリリースされ、それぞれ限定台数112台に設定されています。
ランボルギーニ カウンタックLPI800-4は2021年に「カウンタック50周年」の折に発表されたスーパーカーですが、これはランボルギーニには珍しい「復刻」モデル。
基本的にランボルギーニは過去を振り返ることはなく、前だけを見て進むというまさに「雄牛」のような自動車メーカーで、実際に同じ名前のモデルを代を替えながら製造することはなく、いずれのモデルも「一代限り」。
よってこのカウンタックの復刻、そして同じ名称の仕様は極めて異例のことであり、しかしこれを実現させたのは(当時の)ステファノ・ドメニカリCEO。
-
ランボルギーニ本社併設、ランボルギーニ博物館へ。ヴェネーノ、カウンタック、アヴェンタドール、ムルシエラゴなどV12モデルが勢揃い【動画】
| いつ来てもランボルギーニ博物館は圧巻の品揃えである | このカウンタックLPI800-4は「はじめて」見た さて、先程はランボルギーニ博物館の入場そして1Fに展示してある車両を紹介しましたが、この ...
続きを見る
しかしその後ステファノ・ドメニカリ氏がF1のCEOへと移るに際してステファンヴィンケルマン氏がランボルギーニCEOとして呼び戻され、そして同氏のポリシーは「我々に必要なのは小さなバックミラー、そして大きなフロントグラスです」と述べ、つまりこれは「後ろを振り返らず、前だけを見て突き進む」ということを意図しています。
よって同氏は「二度と復刻モデルを作ることはない」と述べており、よってこのカウンタックLPI800-4は「ランボルギーニの歴史上、稀に見る復刻モデル」として非常に気性かつ有用な存在となったわけですね。
-
ランボルギーニ「カウンタックLPI800-4のようなレトロモデルを二度と発売しない」。各社がリバイバルを行う中であえてやらないその理由とは?
| ランボルギーニは過去を再現することで”歴史上の聖域”には踏み込みたくない | そしてこれは「ミウラのリバイバル」の道が絶たれことを意味する さて、ランボルギーニは伝説の「カウンタック」後継モデルで ...
続きを見る
そしてアイドロンではこのカウンタックLPI800-4を「実車と同じ」112台の限定数量に設定し(112という数字は初代カウンタックの開発コード、L112に由来する)、ランボルギーニから#D CADデータの提供を受けることでより正確にそのプロポーションそしてディティールを再現しています。
一方、1/43化するに際して損なわれてしまうプレスラインの抑揚などについては微調整を行って”最適化”しており、部分的に別体パーツを用意することで実車の雰囲気を再現することに。
実際のところテールランプとその周辺の彫り込み、そしてその下のダクトから覗くラジエター、デュアルパイプ構造のマフラーなど精緻な作り込みを持っており、その情熱のほどがうかがえる仕様を持っています。
なお、アイドロンではこのほか(ランボルギーニの)新製品としてディアブロGT、アヴェンタドールSVJ、チェンテナリオLP770-4、ディアブロGTR、アヴェンタドールSVJ63 ロードスター、カウンタックLP400など多数の新製品をリリースしており、その一部はすでに完売となるなど高い人気を誇っているようですね。
合わせて読みたい、ランボルギーニ・カウンタック関連投稿
-
ランボルギーニは今でも50年前にカウンタックの製造を開始した生産ラインを使用し、代々V12モデル、今ではレヴエルトを製造している
Image:Lamborghini | ランボルギーニはスーパーカーという存在に加え、その製造方法においても革命をもたらした | そして時代が変われどもスーパーカーを製造する情熱は変わらない さて、ラ ...
続きを見る
-
映画「キャノンボール」に登場したカウンタックとドライバー役の女優2人が再会を果たす。「当時、まさかこの映画がここまで人気を呼ぶとは思いませんでした」
| このカウンタックは当時から2009年までずっと同じオーナーによって保管されていた | 女優2人は「当時、カウンタックを運転したことも、見たこともありませんでした」 さて、ランボルギーニが映画「キャ ...
続きを見る
-
トミカのランボルギーニ・カウンタックLPI800-4を買ってみた!その出来栄えはすばらしく、京商の初代カウンタックと並べても見劣りしないほど
| トミカはモデルによってその再現度の「差」が激しいが、このカウンタックLPI800-4はかなり出来がいいほうだ | カウンタックLPI800-4はやっぱりホワイトがイイ さて、トミカより発売されたラ ...
続きを見る
参照:MAKE UP