| パガーニ・ウアイラ・パールは「世界で最も美しいウアイラ」と言われていたが |
おそらくはまた修理に1年以上はかかるだろう
さて、2016年に、わずか納車2ヶ月というタイミングにて大きなクラッシュを喫し、その後にスペシャルバージョンとして蘇った「ウアイラ・パール(シャシーナンバー76094)」。
もともと2016年の時点でも専用のエアロパーツを持ち、ゾンダ・チンクエのシュノーケル、そして美しいクリアブルーのカーボンボディパネルを装着するなど、当時「もっとも美しいウアイラ」とまで言われたものの、上述のとおり納車まもなくパリにて、「コントロールを失い」ほかのクルマに衝突してしまい、車体の多くを破損してしまいます。
ただ、パガーニは自社が製造したクルマのすべてにおいて仔細な記録を残しており、よって(燃え尽きでもしない限りは)もとどおりに修復が可能だとされていて、実際にこのウアイラ・パールもまた長い時間をかけて修復され、パガーニ創業者であるオラチオ・パガーニ氏が「100%修復が完了した」とする動画を公開したことも。
パガーニ・ウアイラ・パールの修復後はさらに「特別」に
そしてこのウアイラ・パールですが、修復後にはゾンダSのリアウイング、ゾンダRのルーフエアスクープ、ウアイラBCに採用された幾つかのパーツを装着するなどさらにその輝きを増して路上へと戻ることとなっていますが、今回はサウジアラビアのジェッダにて再び事故を起こしてしまい、フロントが大破するほどの衝撃を受けています。※インスタグラムに事故直後の動画が公開されている
現在、事故の内容については調査中だとされるものの、前を走るクルマ(ポルシェのように見える)に追突したとされ、そのダメージはかなり大きそうに見えますね。
おそらくこのパガーニ・ウアイラ・パールのオーナーは中東の人だと言われていますが、中東では「死亡理由の上位に”危険運転”がある」と言われるほどであり、けっこうハードな走りをする人なのかもしれません。
もちろんこの状態からでも修復は可能だと思われるものの、またしてもパガーニの本社があるイタリアまで車両を運ぶ必要があり、そして1年以上という長い時間をかけて修復がなされることになるのだと思われます。
パガーニの運転は難しい?
なお、パガーニの事故は(その製造台数を考慮するに)少なくはないようで、ネット上ではチラホラと事故の報告が見られます。
有名どころだと、前澤友作氏がZOZO時代に起こしたクラッシュがよく知られる案件ですが、このほかにも事故の例はかなり多く、運転が「相当に難しいのだろう」ということを想像させます。
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参考までに、ルイス・ハミルトンは(すでに売却ずみだと報じられる)自身のゾンダ760LHについて「ハンドリングはサッパリ」だと評しているので、思い通りに操るのは至難の業なのかもしれませんね。
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参照:Pagani Automobili, eng_aalhammadi