| ホンダが「できるときに」アキュラブランドを日本で展開しなかったのが悔やまれる |
ホンダは米国のみならず中国においても上級ブランド「アキュラ」を展開していますが、その中でもっともコンパクトなSUVが「CDX」。
今回、そのCDXの2020年モデルが公開され、スーポーティーグレードの「Aスペック」が発表されています。
なお、CDXはもともと中国専用として企画されたもので、ベースは「ヴェゼル」、そして生産はホンダと中国現地企業との合弁企業、広汽本田汽車の所有する増城工場にて。
中国におけるアキュラのラインアップのうち大半はSUVで、このCDXをはじめとしてRDX、MDXと続き、そしてセダンのTLX-L、スーパースポーツモデルのNSXという構成なので、5台のうち3台がSUVということになりますね。
アキュラCDXは「最新のアキュラデザイン」を持つ
このCDXは2016年の北京モーターショーにて発表され、発売も同年から。
アキュラ最新の「ペンタゴングリル」「ジュエルアイLED」を外装に持ち、インテリアだとNSXで採用された「プレシジョンコクピット」が与えられた魅力的なSUVです。
この「Aスペック」の特徴としては、専用デザインのスポーティーな前後バンパー、ブラック仕上げのグリルやドアミラー、そしてホイールなど。
要はほかメーカーが採用するのと同じ手法にてメリハリをつけているということになります。
リアビューはなかなかにアグレッシブで、左右に張り出した形状を持つリアバンパー、そしてフィンが一体整形されたディフューザー、さらにはバンパー内にインテグレートされた大径テールパイプが目を引くところ。
(標準仕様に比べ)車高もちょっと落とされ、サイドステップも専用デザインに。
ルーフスポイラーもA-Spec専用の大きめ形状が与えられます。
ドアミラーはベース部がボディ同色、上部がブラック。
通常モデルはベース部が樹脂剥き出し、上部がボディカラーと同色という仕様ですが、このCDX A-スペックのフィニッシュはなかなかに魅力的ですね。
ヘッドライトもA-Spec専用となり、インナーがブラック(通常モデルはキラキラのメッキ)。
フロントグリルは「ダイヤモンド・ペンタゴン」。
中央から放射状に飛び散るダイヤモンドがデザイン的な特徴です。
インテリアはこんな感じでアキュラらしい高級感のあるつくり。
このアキュラCDXのボディサイズは全長4,496ミリ、全幅1,840ミリ、全高1,615ミリなので、けっこう迫力のあるサイズ。
搭載されるエンジンは1.5リッターターボ、トランスミッションは8速ATが組み合わせられ、価格は230,000元(邦貨換算で350万円くらい)という設定です。
ちなみにこの「A-Spec」は北米でもアキュラのいくつかのモデルに設定されるグレードで、「MDX」にも”A-Spec”が存在し、高い人気を博しているようですね。
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アキュラは先日「新型TLX」を発表しており、こちらはスタイリッシュでスポーティー、かつ洗練されたデザインを持つクーペ風セダン。
このCDXともども、(日本で発売されているクルマにはないアクの強いデザインなので)日本で発売されればけっこう人気が出るんじゃないかと考えていますが、ホンダが(かつて)アキュラブランドの日本導入を撤回したのが悔やまれるところですね。
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参照:ACURA