| 昨年のスーパーGTはGT300、GT500とも日産がチャンピオンシップを獲得、ホンダは日産の牙城を崩さねばならない |
なお、シビック・タイプRはNSX-GT同様に「後輪駆動」
ホンダ・レーシング・コーポレーション(HRC)が2024年のレースシーズンにデビューを予定している新型レーシングカー、「シビック・タイプR-GT」を公開。
このシビック・タイプR-GTは今後NSXに代わってスーパーGTシリーズ(GT500クラス)を戦うことになりますが、「NSXからシビック・タイプRへのスイッチ」というのはちょっと意外な選択です(NSXはすでにホンダのラインアップから消えているので、必然的にこの選択肢しかなくなってしまう)。
シビック・タイプR-GTはこんなクルマ
ホンダによると、このシビック・タイプR-GTは「究極のピュアスポーツ性能を追求し、圧倒的な速さと美しさを目指した「CIVIC TYPE R」をベースとし、HRCが国内最高峰カテゴリーで勝利するための高い空力性能と、その究極の走りを表現するデザインの両立を目指し開発したレース専用車両」。
搭載されるのはホンダ・レーシング・コーポレーションチームによって開発された "究極のピュア・スポーツ・パフォーマンス " を提供するタイプRのレガシーを受け継ぐ”2リッター直4ターボエンジンだとアナウンスされており、このエンジン選択はレギュレーションに従ったもので、シビック・タイプR-GTの「前任者」であるNSX-GT(下の画像)もやはり2リッター直4ターボを搭載しています。※現時点ではスペック詳細は未公表。ただし後輪駆動化されていることはアナウンス済み
ホンダは今年1月、東京オートサロンにてシビック・タイプR-GTのプロトタイプを発表していますが、この7月25日、26日に岡山国際サーキットでシェイクダウンテストを行うことについても触れており、その後(おそらく来年4月)の実戦ではトヨタや日産と熾烈な戦いを繰り広げることになりそうです。※スーパーGTシリーズは、日本で最も高い人気を誇るシリーズのひとつであり、昨年は日産がZ GT500(GT500クラス)とGT-RニスモGT3(GT300クラス)で両カテゴリーのタイトルを獲得している
HRCの渡辺康治社長は、「HRCがこれまで国内外の数々のレースに挑戦してきたノウハウと、空力やエンジンなどの技術を投入したレーシングマシンであるシビック・タイプR-GTの初のサーキットテストを開始できることを大変嬉しく思います」とコメント。
さらには「勝利にこだわり、初年度からチャンピオン獲得を目指す」とも力強く語っており、その活躍に期待がかかりますね。
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参照:Honda