| マツダ3の場合は日本で生産された車両も含まれる |
発売されたばかりの「マツダ3」に早速リコールの届け出。
まずはアメリカのみで届け出が出され、米国運輸省(NHTSA)によると「組立時の問題に起因してハブボルトとハブフランジとの間に隙間があり、ボルトが緩んで脱落する可能性、そして最悪の場合はホイールが脱落する」とのこと。
なお、これはとくにハードな走行をしていなくても、「通常時」の走行でも発生しうる、としています。
発売直後のリコールは珍しい
リコールとなる車体の製造期間は2018年8月25日から2019年4月19日とされ、生産工場はメキシコそして日本が対象に。
両方の工場にて問題が生じたということは、指定した製造工程もしくは治具になんらかの不具合があったということになりそうですが、日本の工場で生産したマツダ3でもリコール対象となっていることを見ると、追って日本でもリコールの届け出がなされそうですね。
なお、今回のリコールの対象となるのは25,003台(全生産台数の1%)だとレポートされており、対象車種のオーナーには8月6日までに通知が届くそうですが、もし現在「ホイールの固定が甘い」ことを発見した場合、リコールの通知にかかわらず、マツダディーラーは無償にて増し締めの対応を行う、としています。
現在生産される車両はすでに対策済みだそうですが、マツダ3のオーナーは一度ホイールのガタツキをチェックしてみたほうがいいかもしれません。
マツダはロードスター、CX-5にもリコール届け出
なお、マツダは珍しく「ロードスター」にもリコール届出を(日本国内で)行っています。※マツダの中では、ロードスターのリコールは少ない
内容としては下記の通りで、対応としては「アンダーカバー交換」とのこと。
アンダーカバーにおいて、ブラケットとの接合治具の管理が不適切なため、接合強 度が不足しているものがある。そのため、走行中の大きな振動や融雪剤による腐食 で接合部が剥がれて異音が発生し、最悪の場合、ブラケットが脱落して他の交通の妨げとなるおそれがある。
国土交通省
対象となるのは平成27年5月26日~平成27年7月6日に製造された1,231台と公開されています。
そしてもう一件、CX-5/アテンザにもリコール届け出。
こちらはECUのプログラム不正にて、最悪の場合はエンジン停止。
対応としては対策プログラムへの入れ替えが提示されています。
エンジン制御コンピュータにおいて、気筒休止制御プログラムが不適切なため、気 筒休止から復帰する際、バルブクリアランス調整機構が誤作動することがある。そのため、ロッカアームが脱落して周辺部品と干渉し、エンジン失火による出力不足が発生して、最悪の場合、エンジンが停止するおそれがある。
国土交通省
対象となるのは平成30年2月1日~令和元年5月23日に製造された9,000台。
なお、見ている範囲だと、CX-5はマツダではもっとも多くリコールが出されているように思えます。