現在は南米や北米、東南アジアで販売中
日産が主に南米と北米にて展開しているコンパクトクロスオーバー「キックス(Kicks)」に、サーフィンをテーマに下コンセプトモデル「キックス・サーフ・コンセプト」が登場。※現在のキックスは、それまでに3代に渡り発表されたコンセプトカーや市販車のキックスとは異なるモデルと捉えたほうが良さそう。それらはスペルもXIX、KIXX、KIXとなっていて現代のキックスとは異なる
このキックス・サーフ・コンセプトは、日産のラテン・アメリカ・(デザイン)スタジオで企画されたもので、数々の優勝経験を持つプロサーファーでもある、アレホ・ムニーツ氏とサンチャゴ・ムニーツ氏の兄弟が今回のプロジェクトに参加しています。
完璧な波をキックス・サーフとともに求めて
ニッサンによると「完璧な波を追い求めるのに最適な仕様」を持ち、ルーフにはサーフボードを積むことができ、リアカーゴスペースにはウェットスーツなど様々な装備を搭載可能(防水加工がなされている)。
ボディカラーは「ラテンアメリカっぽい」ブルーグリーンとイエローをベースにし、サイドには波をイメージしたグラフィックも。
このブルーグリーンにはいくつかのトーンが含まれ、これは「表情を変える海」をイメージしたものだそう。
日産キックスはもともと南米専用のクロスオーバーモデルとして企画され発売されていますが、発売後に他の地域からも導入の要望があがることになり、2017年には北米においても販売が開始されることに(これに伴い、北米ではジュークが販売終了となっている)。
キックス(市販モデル)のボディサイズは全長4295ミリ、全幅1760ミリ、全高1590ミリでジュークよりもやや大きく、車格としてもジュークの「上」だと日産は設定。
将来的には世界80カ国で販売する計画に発展しているとも言われるものの、現在のところ欧州と日本においては販売の予定はないとも報じられています。
生産国はブラジルのほか、現在ではメキシコ、中国、マレーシア、台湾にまでも広がっていて、つまりは「大変なヒットモデル」となっていることもわかります。
なお、ライバルとしてはトヨタC-HRやホンダ・ヴェゼル、プジョー2008、フィアット500X、キア・ソウルといったところ。