新型フェアレディZ NISMO発売、その価格は920万円。「フェアレディZ カスタマイズド・エディション」、標準仕様の2024年モデルもあわせて発表

｜　なおフェアレディZは1年前に受注停止がなされたまま2024年モデルへと突入　｜

それにしてもフェアレディZ NISMOの価格の高さには驚きである

さて、ほとんど納車が進んでいない日産フェアレディZですが、納期長期化を理由に受注が再開されないまま「2024年モデル」が発表に。※フェアレディZの注文受付が停止されてからちょうど1年になる

既存グレードにいくつかの仕様変更が与えられたほか、大きなトピックとしては「フェアレディZ NISMO」の追加、そしてアクセサリーパッケージ装着車「フェアレディZ Customized Edition」の設定かと思います。

なお、日産は新型フェアレディZについて「納期の目処が立ち次第」受注再開を検討するとしており、フェアレディZ NISMOについては当面の間、現在フェアレディZの納車を待っているユーザーに対する「振り替え用」としてのみ提供され、こちらも納期長期化が解消され次第、受注開始を検討するとアナウンスされています。

新型フェアレディZ NISMOはこんなクルマ

そこでまずフェアレディZ NISMOから見てみたいと思いますが、その価格は9,200,400円に設定されており、正直「これで売れるのか」と思ったりするものの、それでも売れるのが現在の状況だと思います（ぼくだったらポルシェ・ケイマンSかアルピーヌA110Sを買う）。

ただしフェアレディZ NISMOはその価格に見合うだけの内容を持っていて、まず搭載されるエンジンは標準仕様の405PSから420PS、最大トルクは475Nmから520Nmへ。

ただしトランスミッションはAT（9M-ATx）のみとなっており、これはマニュアル・トランスミッションが500Nmを超えるトルクに耐えられないか、あるいは騒音規制の問題なのかもしれません。

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そのほかステアリングラックとボディのねじり合成を高めてシャープなハンドリングを実現したほか、新機能「トラクションモード」によって正確なライン取りを行うことができるようですね。※ドライブモードにはフェアレディZ ニスモ専用として「SPORT+」モードが追加されてされている

外観だとフェアレディZ専用のフロントバンパー/グリル、フェンダーモール、サイドシルプロテクター、リヤバンパー/リヤディフューザー（専用リアフォグ付き）にリヤスポイラーが装着され、エアロパーツやドアミラーにはレッドのハイライトが入ることで標準モデルとは大きく異なる雰囲気を演出しています。※ボディカラーはNISMO専用色のステルスグレー/スーパーブラック 2トーン含む合計5色

細かいところだとフロントグリルに内蔵されるメッシュは2024年モデルのGT-Rにも採用される通風抵抗の少ないハニカム形状を持ち、さらにエアフローを最適化することで冷却効率を高めているのだそう。

ブレーキシステムはNISMOグレード専用品が装着され、ホイールも「幅広となったにもかかわらず軽量化された」9本スポーク（もちろん鍛造）へ。

インテリアだと標準モデルに比較して「ドライビングに集中できるよう」カラーと素材の調整が図られているといい・・・。

シートはNISMO専用デザインのレカロ製スポーツシート（表皮はパーフォレート加工が施されたレザーとアルカンターラ）。

標準モデルが持つ華やかさはないものの、そのぶんスパルタンな印象をあ与えるようですね。

2024年モデルのフェアレディZはこう変わった

そしてNISMO以外のフェアレディZを見てみると、全グレードにアマゾン・アレクサが搭載され、ボディカラーには伝説のZ432のグランプリオレンジを連想させる「432オレンジ」が追加。

さらにはバージョンSとバージョンTではブルーの内装色が選択可能となっています。

なお、フェアレディZ ニスモの追加とならぶニュースが「フェアレディZ カスタマイズド・エディション」の設定。

これはフェアレディZのエンブレム付きフロントバンパー/グリル、カーボン製リヤスポイラーが装着される「エントリーパッケージ」、さらには専用デザインのアルミホイール、専用エンブレム、ボンネット上のデカール他ステッカーにて”東京オートサロンに展示した”車両を再現した「フルパッケージ」の2種類が用意され、10月下旬から発売開始がなされる、とアナウンスされています（価格については現在非公開）。

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新型フェアレディZ「2024年モデル」、フェアレディZ NISMOの価格はこうなっている

そして最後にはフェアレディZ「2024年モデル」、フェアレディZ NISMOの価格一覧。

こうやって見ると「国産車もとんでもなく高くなったな」という印象を受け、（GRスープラでも同様ですが）輸入車ではなく国産スポーツを選ぶ人は「むしろお金持ちである」という感じですね。

新型フェアレディZ NISMOのプロモーション動画はこちら

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参照：NISSAN