| キューブは日産の「隠れた名車」であり海外においてもその評価は非常に高い |
新車価格が高騰した今、「中古車にカスタムを施して乗る」のも面白い
さて、奈良日産が20台のみ限定にてキューブを「レストモッド」し販売するとアナウンス。
これは「キューブ レトロ リノベーション(CUBE Retro Renovation)」と題されたプロジェクトで、東京オートサロンにて展示された「キューブ リフレッシュド & レトロ コンセプト(CUBE Refreshed & Retro Concept)」を市販化するものです。
日産「キューブ レトロ リノベーション」はこんな内容を持っている
そこでこのキューブ レトロ リノベーションをざっと紹介してみると、「エントリー」「スタンダード」「プレミアム」からなる”カスタムパッケージ”、そしてやはり「エントリー」「スタンダード」「プレミアム」の3つで構成されるリフレッシュパッケージによって構成され、注文する際にはこれらを自由に組み合わせることができる、という仕組みです。
まずはカスタムパッケージの内容を見てみると、「エントリー(106,436円)」だとシートカバーにホイールカバー、「スタンダード(573,698円)」だと2トーン風に見せるステッカーに加えてオリジナルグリルが(エントリーに対して)追加され、「プレミアム(750,764円)」だとさらにインテリアの加飾やボディ / ウインドウステッカーが追加されることに。
リフレッシュパッケージの場合、「エントリー(74,835円)」では消耗品やバッテリー交換、「スタンダード(272,595円)」ではコーティングに加えてさらなる消耗品の交換、そして「プレミアム(391,776円)」では内装スイッチ類やヘッドライトの交換といった内容が記されています。
ボディカラーはグレー、ブラック、ホワイト、ブラウンが用意され、ステッカー(ラッピング)によって2トーン化がなされるようですね。
現在は日産R32スカイラインGT-R、マツダ・ロードスター(NA)など過去の名車のレストアプロジェクトがメーカー主導で(その他にも様々なレストアショップが注目されている)進行する例があり、さらにはトヨタ・スープラ(A80)やホンダ・ビートなどのパーツ復刻もなされ、過去のクルマを見直す機運が高まっていますが、今回のキューブ レトロ リノベーションは比較的手軽な部類でもあり、フレックスが提供するような「カスタム中古車」とあわせ、こういったクルマ(リノベーション)がもっと普及すると面白い、と思います。
現代では新車が非常に高価になってしまっているということもあり、であれば中古車を自分の思うようにカスタムして乗る、というクルマとの付き合い方がもっと一般的になってもいいのかもしれませんね。
「キューブ リフレッシュド & レトロ コンセプト」紹介動画はこちら
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参照 / Photo:NISSAN(奈良日産)