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日産が「中国で、中国のために」開発したコンセプトカーを一挙4台公開。中国市場の特性に合わせセダンとSUV、そして知能化やAIを活用し存在感を強める【動画】

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| 日産はかなり高いレベルで「中国に適応している」と考えてよく、ここからの成長が期待できる |

一方、中国市場への依存が問題となっている自動車メーカーも少なくはなく、今後は「バランス」が重要である

さて、日産が北京モーターショー2024において4車種の新エネルギー車(NEV)コンセプトカーを発表。

なお、この「新エネルギー車(NEV)」というのは中国にて用いられるエコカーの総称であり、PHEV、EV、FCVを指しています。

加えて日産は、2026年までに「計画よりも1台多い」5車種の新エネルギー車を中国市場へと投入することもアナウンスしており、電動化に向けていっそうの拍車がかかることが期待されますね。

日産は新経営計画「The Arc」に従い戦略を推進

日産は先日、新経営計画「The Arc」を発表していますが、ここでは地域やパワートレーン別の様々な展開を記しており、その中でも中国においては「電動化モデル中心」。

日産が新しい経営計画「The Arc」を発表。2026年までに30車種を投入すると発表、公開された動画に「新型スカイライン」らしき新型車が登場していると話題に【動画】
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これは中国市場の現状を考慮したうえでの戦略で、中国市場はクルマに求める要件そしてデザインも非常に特殊という一面もあり、よって今回発表されたコンセプトカーも「中国市場の嗜好を強く反映した」内外装を持っています。

今回の一連のコンセプトカー発表に際し、日産の社長兼CEO、内田誠が語った内容は以下のとおり。

変化の激しい中国において持続的な成長を果たすため、日産は新経営計画『The Arc』で発表した通り、中国市場向けに最適化した戦略に取り組みます。本日公開したコンセプトカーをベースとして開発する新エネルギー車を皮切りに、競争力の高い多様な新車を投入することで、バランスの取れた商品ラインナップを構築します。そして、中国のお客さま一人ひとりにもっとワクワクするモビリティ体験を提供していきます。

日産自動車

今回日産が発表したコンセプトカーを見てみよう

そこで今回日産が発表したコンセプトカーを見てみたいと思いますが、まずこちらは”ライフスタイルの質を向上させたい”人に向けたという「エポック・コンセプト(EV)」。

Nissan-Concept-China (3)

最新のテクノロジーに加えてツルっとしたデザイン、スリムなヘッドライトという「いかにも中国市場で受けそうな」デザインを持ち、さらには「バーチャルパーソナルアシスタント」という、やはり中国で好まれる機能を内蔵しています。

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こちらはSUVボディを持つ「エピック・コンセプト(EV)」。

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「セダン」「SUV」は中国市場でもっとも人気が高いボディ形状ですが、このコンセプトカーはカップルに焦点を充てており、自動運転や家電、パーティー/キャンプ用機器への給電が可能だとアナウンスされています。

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画面右端に浮かんでいるのが「バーチャルアシスタント」ですが、日産は比較的以前からこの機能に着目していたようで、ちょっと前にもアニメキャラ風の美少女を使用した同様のシステムを公開していますね。

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こちらはビジネスパーソンに向けた「エラ・コンセプト(PHEV)」。

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移動中にも快適に仕事ができるよう、ゼロ・グラビティシートやアクティブエアサスペンションを備えラグジュアリーな乗車品質を演出します。

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インテリアはエピック・コンセプトとほぼ共通。

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最後は家族向けを想定した「エヴォ・コンセプト(PHEV)」。

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家族での週末旅行といった用途を想定しており、ドライブそのものを楽しめるように配慮されています。

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インテリアはちょっとシンプルといった印象。

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今回の4台はいずれも中国向けにデザインされたコンセプトカーではありますが、ここ最近で日産が発表したコンセプトカーは(ハイパーフォース含め)いずれも同様のデザイン言語を持っており、国や地域向けに多少の差はあれど、今後の日産は「こういった」雰囲気へと進化してゆくのかもしれません。

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参考までに、日産は中国市場向けの戦略として「中国で、中国のために」という指針を掲げていて、現地において”イノベーション(主に知能化技術や、AIを活用したサービス)の力で人々の生活を豊かにする”というコミット共に「Excitement by Ni」を開始することについても発表しており、ますます中国に向けた独自の展開が加速することになりそうですね。

日産が中国に向け発表した4台のコンセプトカーを紹介する動画はこちら

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参照:NISSAN

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