| トヨタは新型スープラ発表に向けて露出を拡大 |
トヨタは公式に「2019年のデトロイト・モーターショーにて新型スープラを発売」とコメントしていますが、SEMAには「あらゆるスープラ」を持ち込む模様。
「あらゆる」とは、これまでの歴代スープラに加えてA90スープラのプロトタイプ、そしてA90スープラGRレーシング・コンセプト、NASCARバージョンのスープラも含む、ということに。
よって今年のSEMAショーにおけるトヨタブースは「スープラ祭り」という様相を呈することになりそうですね。
スープラは「A90」で5代目に
今回トヨタは改めて歴代スープラを公開。
まずは「A40/A50」初代スープラ(1978-1981)。
日本ではセリカXXとして販売されていたものですが、アメリカでは「X」が映画の「X指定」を連想させるということで「スープラ」の名が用いられています。
二代目スープラはA60(1981-1986)。
やはり日本でもセリカXXとして販売されたモデルですね。
そして三代目のA70スープラ(1986-1993)。
この世代から日本でも「スープラ」を名乗ることとなり、1990年のマイナーチェンジで投入された「2.5GTツインターボ」は当時の自主規制枠いっぱいの280馬力を発生したことでも知られます。
そして4代目、A80スープラ(1993-2002)。
自然吸気とターボエンジン両方が用意され、当然ながらターボ版は280馬力を発生。
これまでのスープラとは大きく変更されたデザインを持っていますが、「ワイルド・スピード」に登場したということもあり、「スープラというとA80」というイメージを形成したモデルでもありますね。
なお、歴代スープラの変遷は動画でも確認が可能です。
スープラのレーシングバージョンはこんな感じ
そしてトヨタがこれまでに発表したスープラのレーシングバージョンは2モデル。
ひとつは2018年のジュネーブ・モーターショーにて発表された「GRスープラ・レーシング・コンセプト」。
このときに初めて公式に「スープラ復活宣言」がなされたと考えて良さそうですが、当時は「GR」ブランドからの発売が考えられていたようで、「GR推し」がかなり強かったように思います。
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そしてもう一台はNASCAR参戦用のスープラで、これは「スープラに外観だけを似せたレーシングカー」。
NASCARでは使用する車体に制限があって市販車をそのまま使うことができず、よって専用に製作した車体に「市販車に似せた」ボディをかぶせて戦うことになります。