珍しくポルシェ、ランボルギーニも参戦
さて、毎年恒例となった、各自動車メーカーが提供する「エイプリルフールネタ」。
時差があるので海外自動車メーカーのネタをお届けするのは「4月2日」となりますが、今年はあまり盛り上がっていない模様。
なお、日本ではエイプリルフールに企業がネタを提供するというのは3年ほど前にブームが収束しており、今年は「参戦する」企業そのものが少ないようです。
各社のエイプリルフールネタを見てみよう
ここで、すでに発表されたエイプリルフールネタを紹介したいと思いますが、エイプリルフールを謳わず「真面目に」その製品を発売する風を装ってプレスリリースを配信しているメーカーもあれば、「これはエイプリルフールネタ」と但し書きを付けているものもあるようです。
トヨタは「ハイエースのオープン」「ヴィッツのトラック」
まずは北米トヨタ・オーストラリアのエイプリルフールネタで、これはハイエースのオープンモデル、「パイエース」。
トヨタ・オーストラリアの広報担当、ブロディ・ボット氏によると(それっぽい人物をでっち上げるのは欧米のエイプリルフールネタの特徴)、このパイエースは「Z型折りたたみ式ソフトトップ」を備え、2,019台限定にて発売される、とのこと。
車体はオープン化に際して補強され、運転席後部のロールバーがしっかりと乗員を保護。
全席において快適な移動を約束し、オープンにすれば日光を浴びながらレジャーを楽しむことができる、としています。
特筆すべきは、オプションにて車体後部へと「パイを焼くオーブン」が取り付けられること。
ネタとしては「ハイエースのオープン」だけでも十分であったと思いますが、トヨタのオーストラリア法人は「オープン」と「オーブン」までを絡め、そして「ハイエース」を「パイエース」にしてしまったということですね。
そしてこちらもトヨタから「ヤリス・アドベンチャー」。
ヤリス(ヴィッツ)をエクストリームなオフロード風味、かつピックアップトラックとした新モデルを発売する、としています。
ジープはブランド初の「セダン」
そしてFCA(フィアット・クライスラー)からはジープのセダン。
同じグループの「クライスラー300」の車体に、ジープ特有の「7スロット・グリル」を合成したものです。
ヒュンダイは「Nロードスター」
そしてヒュンダイは「Nロードスター」。
ヒュンダイのハイパフォーマンス部門「N」からのニューカマーということですが、アウディとBMWとポルシェとをごちゃまぜにしたような「やっつけ感」がエイプリルフールっぽさを出しており、これが「狙って」やったのだとしたらそうとうなものだ、と思います。
意外とカッコイイですね。
ホンダは「1990年代風の仕様を持つニューモデル」
そしてホンダはそのSUV「パスポート」に1990年代風の装備をもたせた新バージョンを投入、と発表。
登場する人物も「ローラースケートにネオンカラーのウェア」という90年代風で、画面のアスペクトや画質まで90年代風というこだわりようです。
ポルシェはエンブレムを「QRコード」へ
そしてポルシェは珍しくエイプリルフールネタを投下しており、これはエンブレムを「QRコード」内蔵にする、という内容。
来るべきエレクトリック化に備えるということですが、その名称も「クレスト(CREST)」から”QREST(読みは同じく”クレスト”)”に変更する、というものです。※ポルシェはエンブレムを”クレスト”と呼んでいる
ランボルギーニは「ウラカン対応トレーラー」
そしておそらくランボルギーニでは「初」だと思われるエイプリルフールネタ。
ウラカンEVOがランボルギーニのデザインスタジオ、「チェントロ・スティーレ」によるデザインのトレーラーを引いている画像が投下されています。