| これでグロム、モンキー、ダックスといったコンパクトなバイクが勢揃い |
「新型」ダックスはレトロなデザインと現代のテクノロジーをうまく組み合わせてきた
さて、欧州のホンダ法人が新型「ST125ダックス」を発表。
これは2023年モデルとしての発表ですが、ホンダは3月19-21にインテックス大阪で開催される「第38回大阪モーターサイクルショー」で実車を公開するとアナウンスしており、もうじきその姿を見ることができるというワケですね。
この新型ST125ダックスについて、スーパーカブ125と同じ最新型パワートレインを搭載し、このエンジンは空冷シングルオーバーヘッドカム、そして124cc、ボア×ストローク50.0×63.1mm、最高出力6.9kW(9.25ps)/7000rpm、最大トルク10.8Nm/5000rpmというスペックを持っています(燃費はなんとリッターあたり63.7km)。
もちろんフューエルインジェクションを採用してユーロ5にも完全対応し、スーパーカブと同じセミオートマチック遠心4速クラッチシステムが搭載されているので、左足でシフトすればクラッチ操作が不要なのも嬉しいところ。
新型ホンダ ST125ダックスはこんなバイク
ホンダ・ダックスは1960年代後半からアメリカ、ヨーロッパ、日本など各地でさまざまなバリエーションが登場し発売されていますが、いずれも(その名の通り)ダックスフンドをデザインモチーフにしていることが大きな特徴。
なんといってもレトロなフォルムが魅力的であり、今回の新型ダックスもこれまで同様、プレス式T型フレームを採用しています。
ホンダはこのところ立て続けに「レトロ仕様」バイクを発表していて、この新型ダックスもその一連の流れに沿ったものということになりますね。
ただし一部は現代風に手直しされており(LCDディスプレイやLED採用の灯火類など)、新しく採用されたのがこのダックスフンド・オン・ホイールのロゴ(これは人気が出そうだ。グッズが発売されるかもしれない)。
新型ダックスの全長は1200ミリ、車体重量はわずか107kgにとどまり、ホイールはグロムと同じ12インチ。
フロントサスペンションにはトラベル100mmのテレスコピック31mm USDフォーク、リアにはトラベル120mmのツインリアショックが与えられ、ABS付ディスクブレーキも採用されています。
シート高は775mmで大人2人が乗ることができ、2人乗りでも90km/hの巡航速度を出せるようですね。
新型ホンダST125ダックスの欧州でのカラーバリエーションにつき、パールネビュラレッド(Pearl Nebula Red)とパールカデットグレー(Pearl Cadet Grey)の2色のみとなっていますが、(他モデルの例を見るに)日本でもこれが踏襲される可能性が高そうです。
ちなみに最近のホンダはこういった「スモーキーな」カラーにこだわっていて、ハンターカブだと「マットフレスコブラウン」「パールオーガニックグリーン」、クロスカブだと「カムフラージュグリーン」といったカラーもラインアップされています。
新型ホンダ ST125ダックスのプロモーション動画はこちら
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