
Image:Xiaomi
| このシャオミSU7 ウルトラの価格を見るに、転売ヤーとしてはおそらく「失敗」の部類に入るだろう |
このあたりが今のシャオミの価値を正確に表しているのかもしれない
さて、シャオミは先週「1,500馬力オーバーのハイパーエレクトリックセダン」、SU7ウルトラを発売したばかりですが、すでに中古市場に大量のSU7ウルトラが出回っているとして話題に。
もちろんこれらは需要の逼迫に目をつけ、転売による利益を目論む人々によってなされている行為ですが、その販売価格は新車価格の529,900元(現在の為替レートにて1090万円くらい)に比較し、およそ548,900元(約1130万円くらい)から648,800元(1130万円くらい)という値付けがなされています。
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ポルシェ・タイカン・ターボGTを破ったシャオミSU7 ウルトラが正式に発売、その価格が予定よりも35%引き下げられて1090万円に。タイカン・ターボGTの現地価格に比し1/4、もはやポルシェに「打つ手なし」
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意外と「高値転売」ではない?
この「中古」SU7ウルトラの価格を見るに、ぼくとしてはむしろ「低すぎる」とも思えるくらいで、この価格であればけっこう回転するんじゃないかと思ったり。
実際のところSU7ウルトラはポルシェ・タイカン・ターボGTを凌駕するパフォーマンス、メルセデス・ベンツやアウディ並みのラグジュアリー性能、テスラに匹敵するEV性能を誇り、さらにタイカン・ターボGTの現地価格に比較し1/4程度で発売されたということもあって大きな話題を呼んでいて、一躍注目の的となったわけですね。
@Xiaomi Technology have done it again 🙌💛 #MWC25 pic.twitter.com/Y88cwUOv7W
— MWC (@MWCHub) March 3, 2025
実際のところ、発売から2時間あまりで1年間の計画生産台数である10,000台を超え、その数日後にはおよそ2年分の19,000台にまで受注を積み上げており、この勢いを見ると「もっと高い価格にて」流通しそうではあるものの、実際には「数十万円」くらいしかプレミアムが乗っておらず、もしかすると「今すぐ欲しい」という人の需要をある程度満たした後は新車価格を下回って流通するのかもしれません。※このあたりがいまのシャオミの実質的な評価なのかもしれない
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シャオミSU7 ウルトラ発売の興奮収まらず。発売後わずか2時間で年間販売目標の1万台を販売し、海外販売を示唆する発言も
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もちろんこれらのシャオミSU7ウルトラの走行距離は10〜20kmくらいにとどまり、つまりはデリバリーマイレージの範囲に収まるため、乗らずに売却している」ということになりそうですね(いかに転売するとしても、ぼくだったらちょっとくらいは乗りたいものである)。
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参照:Autohome