| 韓国ヒョンデは急にミニバンのラインアップを拡充開始 |
おそらくミニバンは「SUVの次に来る」のではと見られている
さて、日本だとミニバンが大人気ではあるものの、欧米ではさほど人気がないためか「ミニバンに興味を示さない」自動車メーカーも多数存在します。
ただ、韓国ヒョンデは比較的ミニバンに対して強い関心を持っており、「スターリア」「クスト」を発表し、さらに今回「スターゲイザー」を発表することに(主にインドネシアにて販売)。
なお、このスターゲイザーはスターリアやクストとは異なって全長4460ミリとやや小さく、廉価版という位置づけとなるようです。
ヒョンデは「スプリットヘッドライト」がお気に入り
スターゲイザーのデザインを見ると、スターリアとも共通する横一直線のデイタイムランニングランプ、そしてミニバンといえどもスライドドアを持たないサイドが特徴となっていて、しかしスターリアの丸っこさに比較して「シャープな」プレスラインが入るのもスターゲイザーならでは。
ちなみにですが、三菱エクスパンダーと多くの地域(主に東南アジア)で競合すると言われており、そのため(スライドドアの廃止を含めて)三菱エクスパンダー(下の画像)を意識したデザインを採用したのかもしれません。
参考までに、ヒョンデ・スターゲイザーのテールランプも三菱エクスパンダーに似ていると言われていて・・・。
こちらは三菱エクスパンダーのリア。
ヒョンデ・スターゲイザーは質実剛健な装備を誇る
そしてこちらはヒョンデ・スターゲイザーのインテリアですが、シートは3列構成、そしてテーブルやUSBソケットを備えるなど長距離の移動も想定しているようですね。
メインのメーターは4.2インチ、インフォテイメントディスプレイは8インチサイズを採用するなど「やや控えめ」なスペックですが、これは価格競争力を持たせるためだと思われます。
3列シートを使用した状態では200リットル、3列シートを倒せば585リットルぶんの収納スペースが出現するといい、けっこうな実用性を持つと考えて良さそうですね。
搭載されるエンジンは1.5リッターガソリン(115馬力)、トランスミッションは6速マニュアル(もちろんこれは走りを標榜したのではなく、コスト対策だと思われる)もしくはCVT、そしてタイヤは15インチ(185幅なのでかなり細い)もしくは16インチ。
グレードは「アクティブ、トレンド、スタイル、プライム」の4つで、価格は日本円にして約210万円~に設定されています。
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