>韓国の自動車メーカー

ヒョンデがついにスーパーカーを発売?5月27日に「N Vision 74」の市販モデルについての計画を発表するとのウワサ

ヒョンデがついにスーパーカーを発売?5月27日に「N Vision 74」の市販モデルについての計画を発表するとのウワサ

| ヒョンデはかねてよりスーパーカーへの夢を持ち続け、アイオニック5のヒットによって思わぬチャンスが舞い降りる |

やはり何事も「動かなければ」はじまらない

さて、デザインを大きな武器としてその販売を伸ばしている韓国ヒョンデ。

躍進のきっかけとなったのはピュアエレクトリックカー「アイオニック5」ですが、そのアイオニック5はもともと「45EVコンセプト」として発表されたコンセプトカーをデザイン的なベースとして市販に移されたクルマです。

そしてその「45EVコンセプト」は、(当時)45年前にヒョンデが発表した「ポニークーペ」へのオマージュであり、この45EVコンセプトがヒョンデの(その後の)方向性を決定づけたと言っていいかもしれません。

ヒョンデ45コンセプト
ヒュンダイは1974年に「デロリアンの元」を発表していた!そしてその45年後に「45EVコンセプト」としてリバイバル

| しかもデザインには「45度」の角度を多用している | ヒュンダイがしばらく前からティーザーキャンペーンを行っていたコンセプトカー、「ヒュンダイ45EVコンセプト」がフランクフルト・モーターショーに ...

続きを見る

もともとヒョンデはここまで「ポニークーペ推し」の計画ではなかったのだと思われる

当時の状況を振り返ってみると、ヒョンデは「たんなるポニークーペの45周年記念」としてこの45EVコンセプトを発表したようで、しかしその反響は”凄まじく”、よってその反響に応えるべく、(45EVコンセプトの)デザインをなるべく損なわないようにしてアイオニック5を発表したわけですが、ヒョンデは「これだけ反響が大きかった45EVコンセプトを活用しない手はない」と考えたのか、その後(45EVコンセプトに採用された)ピクセルをいくつかのコンセプトカーや市販車に反映させることとなっています。

ヒュンダイはレトロルックを追求?1986年に発売した最高級車「グランディア」を自ら最新技術を用いつつもレストモッド。ディストピア映画に登場しそう
ヒュンダイはレトロルックを追求?1986年に発売した最高級車「グランディア」を自ら最新技術を用いつつもレストモッド。ディストピア映画に登場しそう

| やっぱりヒュンダイはなかなかやるじゃない | コンセプトカーといえど、現在のヒュンダイ車に採用される技術との関連性もあるようだ ヒュンダイ(ヒョンデ)が自社にて1986年にデビューした(当時の)フ ...

続きを見る

そういったコンセプトカーのうちのひとつが2022年12月に発表された「N Vision 74」であり、これはポニー・クーペを強く意識したデザインを持っていて、ヒョンデはこれを「遺産からインスピレーションを得た未来的なローリングラボ(走る実験室)」と表現しています。

2022-Hyundai-N-Vision-74-1

ヒュンダイ・ポニーEV
スピードメーターはなんとニキシー管!ヒュンダイが1970年代に製造していた自社のクルマ「ポニー」をレストモッド

| なかなかやるじゃないかヒュンダイ | さて、意欲的に新型車そしてコンセプトカーをリリースするヒュンダイより、「ポニーEVコンセプト」が発表に。※残念ながらワンオフのコンセプトカーこのポニーEVは、 ...

続きを見る

そしてこのN Vision 74の反響もまた非常に大きく、市販化を望む声が絶えなかったわけですが、今回出てきた報道だと、ヒョンデは5月27日に”現代自動車初の量産車”であるポニーを記念した「ポニー・デイ」を計画しているといい、このイベントにおいてN Vision 74の市販モデルについて公式発表が行われることになるもよう。

2022-Hyundai-N-Vision-74-14

この「ポニー・デイ」イベントでは、ヒュンダイは、オリジナル・デザイナーのジョルジェット・ジウジアーロとその息子ファブリツィオによって再現された、オリジナルのポニー・クーペ・コンセプト(ジウジアーロは、これがデロリアンDMC-12をデザインする際にインスピレーションになったと公式に語っている)のリビルド(もしくはレストモッド)バージョンを公開すると予想され、文字通りの「ポニー祭り」となることが予想されます。※下の画像がポニー・クーペ・コンセプト

48715174133_2dd654e21b_c

ヒョンデが1974年のコンセプトカー「ポニークーペ」をリバイバルすると発表!ジウジアーロデザイン、デロリアンやアイオニック5のデザイン元となった重要資産
ヒョンデが1974年のコンセプトカー「ポニークーペ」をリバイバルすると発表!ジウジアーロデザイン、デロリアンやアイオニック5のデザイン元となった重要資産

| 2019年に発表された「45EVコンセプト」がヒョンデのデザイン的方向性を大きく変えた | 近年、ここまで一つの自動車メーカーのデザインに影響を与えたクルマも珍しい さて、韓国ヒョンデとジウジアー ...

続きを見る

ヒョンデはずっとスーパーカーを作りたいという夢を持ち続けてきたが

なお、ヒョンデはハイパフォーマンス部門「N」を設立し、ヒョンデの市販モデルをベースとしてハイパフォーマンスカーを企画してきましたが、同時に「スーパーカーを作りたい」という夢をずっと持っており、これまでにもミドシップスポーツの試作車を作り続け、そのほかヴィジョン グランツーリスモ N 2025なるコンセプトカーを発表したことも。

ヒュンダイがスーパーカー参入を表明。BMW M出身者を中心に高性能車部門を組織

| ヒュンダイがスーパーカー開発に向け組織変更 | Yahoo!ニュースによると、ヒュンダイがスーパーカー事業へと参入、とのこと。 ヒュンダイはかねてよりBMW M部門からエンジニア、デザイナーを引き ...

続きを見る

そういった経緯を考慮すると、ヒョンデが「N Vision 74に対する要望や反響」をこのスーパーカー開発とリンクさせることも容易に想像でき、この機を活用してスーパーカープロジェクトを進行させるつもりなのかもしれません。

ただ、ちょっとした懸念もあって、現時点ではモータースポーツでの実績、ハイパフォーマンスカーにおける実績の乏しいヒョンデのスーパーカーに対して高額の対価を支払う人がどれくらいいるのかということ。

2022-Hyundai-N-Vision-74-2

スーパーカーと言うからにはそれなりの価格になるものと思われ、しかし高すぎると売れず、安価な設定だと利益も取れずブランド価値を下げてしまうことになり、ヒョンデがどういった戦略をもって「スーパーカー」を販売しようというのかはちょっと気になるところです。

2022-Hyundai-N-Vision-74-15

合わせて読みたい、ヒョンデ関連投稿

ヒュンダイとリマックとが提携。「ミドシップスポーツ」含む数台を開発する契約を結び、スーパーカー市場にも参入か

| ヒュンダイは以前からスポーツカー、スーパーカーに強い興味を示している | ヒュンダイグループ(ヒュンダイとキア)がリマックとパートナーシップを締結した、と発表。内容としてはヒュンダイの「出資」、そ ...

続きを見る

ポルシェ911
ヒョンデCEOは本物のポルシェ911マニアだった!ポルシェよりもポルシェ911について熱く語る内容が話題に

| けっこううまくポルシェの本質を捉えており、ちょっとヒョンデCEOを見直した | ただし、だからといってポルシェ911のデザインをパクっていいわけではない さて、韓国ヒョンデは電気自動車「アイオニッ ...

続きを見る

ヒョンデがエレクトリックハイパフォーマンスコンセプト「RN22e」発表!まだ他社が参入していない高性能電動車に先鞭をつけその存在感をアピール
ヒョンデがエレクトリックハイパフォーマンスコンセプト「RN22e」発表!まだ競合他社が参入していない高性能電動車に先鞭をつけその存在感をアピール

| もしかするとヒョンデは電動化の波に乗り、逆に波に乗れないトヨタやホンダに大きく差をつけることになるかもしれない | いずれにせよ、今後のヒョンデの動きには要注目 さて、ヒョンデは「1974年のヒョ ...

続きを見る

参照:Money Today

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->韓国の自動車メーカー
-, , , , ,