| やっぱりヒュンダイはなかなかやるじゃない |
コンセプトカーといえど、現在のヒュンダイ車に採用される技術との関連性もあるようだ
ヒュンダイ(ヒョンデ)が自社にて1986年にデビューした(当時の)フラッグシップモデル「グランディア」をレストモッド。
これはグランディア誕生35周年を記念したプロジェクトであり、完成したクルマは「ヒュンダイ・ヘリテージ・シリーズ・グランディア」と命名されることに。
なお、ヒュンダイは少し前にも、1970年代に製造していたコンパクトカー「ポニー」をレストモッドした車両を公開していて、現在同社では「自社製品のレストモッド」がちょっとしたブームなのかもしれません。
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車体はそのままに細部を現代風に
このヒュンダイ・ヘリテージ・シリーズ・グランディアについて、ボディ形状は「当時のまま」を維持しており、しかしグリル、ホイール、モールディング、サイドミラーなどが現代風に。
加えて、ヒュンダイがアイオニック5にて初採用し、その後は高級ミニバン「スターリア」のテールランプにも採用した「ピクセルLED」をヘッドライトそしてテールランプに用いています。
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ヒュンダイ・ヘリテージ・シリーズ・グランディアの真髄はインテリアにあった
そしてこのヒュンダイ・ヘリテージ・シリーズ・グランディア最大の見所はインテリアにあり、やはりインテリアも「最新テクノロジーを用いてレトロを表現」。
シートは前後とも昔っぽい「ベロア」仕上げ。※日本の自動車メーカーが同様のレストモッドを行ったら、レースのシートカバーが再現されるのかもしれない
ルーフにはLEDとインフィニティミラーを用いたシャンデリアっぽい照明も装着され、もちろん発光色はレトロなオレンジ。
シートバックにはレザーのような素材が用いられ、コルセットのように紐で縛り上げる構造が用いられています。
メーター、ダッシュボード、ステアリングホイールは最新のテクノロジーを用いつつも「レトロ」。
センターコンソールにはスイッチ類がなく、かわりに備わるのはタッチ式ディスプレイ。
航空機のスロットルレバーのように見えるのは走行モードのセレクターだと思われます(このヘリテージ・シリーズ・グランディアのパワートレーンはピュアエレクトリックに換装されている)。
センターコンソールの小物入れにはスライド構造が用いられ、内側にはレトロな布地が貼られます。
なお、深いブラシ仕上げがなされた金属が内装のあちこちに見られるようですね。
ウインドウ昇降スイッチもちょっとレトロ。
ドアポケットは高級家具のような作りを持っています。
このヒュンダイ・ヘリテージ・シリーズ・グランディアは上述のとおり「ポニー」に続くヘリテージシリーズの第二弾。
そして「ヘリテージ・シリーズ」と銘打つからには今後第三弾や第四弾が登場するものと思われ、次回作にも期待したいところです。
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参照:Hyundai