| リマックが限定にて「カリフォルニア・エディション C_Twoを発表 |
リマックがモンテレー(モントレー)・カーウィーク開催に先駆け、限定モデル「カリフォルニア・エディションC_Two(California Edition C_Two)」を発表。
毎年8月の第3週あたりに開催されるこのイベントでは、オークションや蚤の市、ヒストリックカーイベント様々な催しが街のあちこちで開催され、しかしメインはペブルビーチ・コンクール・デレガンス(Pebble Beach Concours D'elegance)。
ここでは毎年様々なワンオフモデルやコンセプトカー、ニューモデルが発表されていますね。
エクスクルーシブな新型車発表はもはやプライベートイベントで
ここ数年はモーターショーにて新型車を発表するケースが極端に減り、代わりにこういった場で新型車をお披露目するメーカーが多数登場しています。
その理由としては「モーターショーは、費用がかかりすぎる割に効果が薄い」と感じられるようになったこと。
そのためにモーターショーから撤退するメーカーが相次いでおり、代わりに注目しているのがこういったプライベートイベントや、それに類するもの。
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現代ではモーターショーでなくともSNSはじめオンラインで新型車を公開した方が効率的であるとも考えられ、むしろイメージ的には入場が制限されたゴルフ場やホテルといった場で、スーパーカーやハイパーカーなどを購入できる財力がある紳士淑女のみを集めて、シャンパングラス片手にゆっくりクルマを見ることができる場を設けた方がいいのかもしれませんね。
反面、知名度の低いメーカーにとっては「SNSで新型車を公開しようとも」そもそも認知機会がないために拡散せず、よってそういったメーカーにとってはモーターショーのほうが効率的である可能性があって、つまり来場者が「モーターショー会場に来て、はじめてそのメーカーや、そのメーカーの新型車を知った」というようなケースですね。
そういった意味では今後「大手メーカーはモーターショーから撤退し、むしろ出展するのは新興メーカー、知名度の低いメーカーだけ」といった様相へとシフトする可能性も。
リマックの場合はすでに一定の地位や知名度を獲得しており、よってオンライン上の公表であっても十分な拡散が見込めることになりますが、それもやはり「ずば抜けたパフォーマンス」が各方面で取り上げられたからこそ。
ケーニグセグ、NIOも同様であり、やはり新興メーカーにとって「記録」「数字」が非常に重要であるということがわかりますね。
カリフォルニア・エディション C_Twoはセレブ仕様
リマックC_Twoはリマックにとっての(コンセプト・ワンに続く)市販車第2号ですが、コンセプト・ワン発売後に獲得した豊富な資金によって大きく品質や内容が向上。
そのため、コンセプト・ワンの販売台数が10台のみであったのに対し、C_Twoではなんとすでに初年度生産分の150台を完売した、とも伝えられています。
リマックC_Twoはピュアエレクトリックカーで、モーターを4基装備する4WD駆動。
フロントはシングルスピード、リアには2段の変速機を持つ、とアナウンスされています。
0-100キロ加速はなんと1・85秒というスペックを持ち、これは現在発売されている、もしくは発売が確定しているクルマの中では「最速(この次はテスラ・ロードスターの1.9秒)」。
今回のカリフォルニア・エディションC_Twoでは発表時のイメージカラー(無機質なメタリックグレー)とは異なって明るいブルーを身にまとい、内装もオレンジっぽいブラウン。
そしてこのブラウンレザーは「ヴィンテージ調」を採用し、クラシカルかつエレガントな印象すら受けます。
そしてホイールも新デザインを採用。
特筆すべきはリアに設置された「シャンパンボトルホルダー」。
3リッターボトルを2本収めることができ、シャンパングラスもセット可能となっています。
発表の場がモントレー・カーウィークということもあり、さすがにセレブな仕様ではありますね。