= 現在のところ、先代である8J TTよりも悪い数字だ =
さてアウディTTの燃費。
現在のところオンボードコンピュータ上の平均値でリッターあたり13.3キロ。
公称値が14.5キロなので「もうちょっと」伸びるかと思ったのですが、意外に伸びないな、というのが正直な印象です(走るのが楽しい車でもあり、ちょっと速度域高めで走っているのも影響していそう)。
なお計測は納車から7000キロほど走った状況での平均をとったもの。
車の特性を知ることが燃費向上に繋がる
現在のところまだ「どういった走行がもっとも燃費が良いのか把握できていない」こともあり、今後はもう少し伸びると期待していますが、やはり車によって「燃費の良い走り方」はかなり変わります。
そもそもMT車とAT車でも変わりますし、フォルクスワーゲン・アウディグループの車は「コースティング(クラッチを切り離してエンジン回転数を下げ、”惰性”で走る)」を多用して燃費を稼ぐ設計なので、これを使いこなせるかどうかで燃費が大きく変わるようです。
アウディTT(8S)の場合も同じで、ドライブモードを「エフィシェンシ」に入れておくと積極的にコースティングに入りますが、ブレーキを踏むと即座にクラッチが繋がるようですね。
これを再度コースティングに入れるにはアクセルペダルを「チョン」と踏むと良いのですが、これをやるだけでもずいぶん燃費が変わる模様。
車に乗る、というのは「車と対話をする」のと同義だとぼくは考えていて、操作に対してどういった反応をするのか、そしてどういった操作が最も効果的かつ効率的なのか、さらにはその車の得意なことや不得手なことを考えながら乗るようにしています。
燃費に関しては「瞬間燃費」を見るとそれがよくわかり、どういった加速を行うのが良いのか(一気に加速するのがいいのか、徐々に加速するのがいいのか)、もっとも燃費の悪い時間をどれだけ短く抑えるか、など考えながら運転するとかり燃費は好転するようですね。
過去に乗ってきた車の燃費はこんな感じ
下記は過去所有車の燃費記録(残っているものだけ)ですが、ミニクーパーSとシロッコがかなり高い数字。
共通点としては「2リッター以下(ミニクーパーSは1.6、シロッコは1.4リッター)」ということがあり、やはり排気量の大小はかなり燃費に影響するようです。※ミニに関してはMTということ、積極的にニュートラルに入れて”手動コースティング”を用いていたことも大きい
たしかに排気量5.2リッターのガヤルド、ウラカンは燃費に関しては「目を覆いたくなる」数字。
なお現在乗っているTT(8S)は先代の8JTTよりの燃費が悪いのがちょっと意外。
8STTは数十キロ単位で軽量化され、カタログ上の燃費も8JTTより良いので、ここは8STTに対する慣れとともに変化があるのかもしれません(ぼくの場合、8JTTはFF、8STTdeha4WDという差異もある)
ランボルギーニ・ガヤルド・・・6.14km/L
ポルシェ・ボクスター(981)・・・11.16km/L
アウディTT(8J)・・・13.56km/L
ミニクーパーS(R56)・・・14.95km/L
レンジローバー・イヴォーク・・・9.34km/L
フォルクスワーゲン・シロッコ・・・15.48km/L