先日レスポンスのホンダNSX試乗記事に「ドアハンドルが(自動で飛び出す場合)40ミリ以上飛び出していけない」という記載があると紹介しましたが、ランボルギーニ・ウラカンのドアハンドルも自動で飛び出す機構があります。
かつ、けっこうドアハンドルが飛び出る印象があったので、こういった記事を見ると「いったいどれくらい飛び出るのか」を知りたくなるのが人情というもの。
そこで実際にウラカンのドアハンドル測ってみたところ、おおよそ4.5センチというところで、確実に4センチは超えている模様。
※定規を当てると「5センチ」飛び出ていますが、定規の先端は5ミリほど空白(目盛りがない)があるので、それを差し引くと4.5センチ
ただしウラカンの場合はボタンを押したり手をかざすと自動でドアハンドルが飛び出るわけではなく、リモコンでロックを解除した時のみドアハンドルが飛び出てくるので(その後はドアハンドルを押して自分で引き出す方式)、これはこれでオーケーなのかもしれません。
最近はスポーツカーを筆頭に空気抵抗の関係でドアハンドルを格納する車が増えてきていますが、むしろ「ドアハンドルが自動で4センチ以上飛び出してはいけない」という規制があったことに驚きです。
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ランボルギーニ・ウラカンにはポップアップ式のドアハンドルが装備されます。
おそらく空力を考慮してのことだと思いますが、同様にフラッシュマウントのドアハンドルを持つ車は日産GT-R、アストンマーティン各車、テスラ・モデルS、ジャガーFタイプなど(過去ではフィアット・バルケッタがそうだった)。
ドアハンドルが飛び出す条件や方法、サイズは車ごとに異なりますが、ランボルギーニ・ウラカンの場合はアンロックすると自動で飛び出すこと、そしてそのサイズがけっこう大きいので「動作が目立つ」ことが特徴ですね。
ただ、このサイズが大きいのも困りもので、ドアを開く加減によってはこのドアハンドルのほうがドアのエッジよりも外に出てしまうことがあり、壁などにこのドアハンドルが当たりそうになることがあります(一定時間経つとこのドアハンドルは自動で格納されるが、そのタイミングを把握しづらい)。
使い勝手を重んじる車ではないですし、そこも含めての「非日常」と考えると、これはこれでウラカンらしい、と感じるところですね。
なお、フェラーリ488GTBのドアハンドルはシャークフィンのような形状になっており非常に凝った美しい形状ですが、スーパーカーのように「非日常」を感じさせる車、そしてオーナーがそれを求めて乗る車については、車との最初の接点つまり「ドアノブ」が重要な意味を持つのではないか、と考えたりもします。
とくにジャガーFタイプは、出てきたドアノブに「JAGUAR」とロゴが入っていたりして、気分が盛り上がりますね。