| ロレックスのディフュージョンブランド、「TUDOR/チューダー」が正規販売開始 |
ついに日本でもロレックスのサブブランド、「TODOR」が上陸。※公式ウエブサイトはこちら
1970年代までは正規輸入があったそうですが1980年代になって日本ロレックスの設立とともに正規輸入が途絶え、その後は現在に至るまで並行輸入が日本に入ってくるのみ。
そして今回の「再」上陸にあたって呼び方を「チュードル」から「チューダー」へと統一する、としています。
チューダーはもはや「ロレックスの廉価版」ではない
なお、チューダーはロレックスのディフュージョンブランド的扱いで、多くのパーツをロレックスと共有していたことが特徴。
しかしながら各部をコストダウンして「求めやすい」価格となっていて、1990年代だと「ロレックス・デイトナ」に対して「チュードル・クロノタイム」が1/3くらいの価格で販売されていたり、「サブマリーナ」のチュードル版があったり、といった感じ。
↓現在のアンバサダーの一人はデビッド・ベッカム。「DAVID BECKHAMコレクション」もある
当時はデザイン的にもロレックスと良く似ており、完全にロレックス廉価版というイメージであったものの、その後独自デザインを採用するに至り、ロレックスにはない「布ベルト」や「ブラックケース」を展開したり、それまではロレックスから頂戴した「王冠マーク」のリューズだったものが最近では「チュードル専用(チューダーローズ)」、時針もロレックスの「ベンツ針」だったものが現在では独自デザインに。
さらにレーシングカー風のストライプが文字盤とストラップとに入ったモデルも過去にリリースされていて、ロレックスに比較するとかなり「カジュアル」かつ「スポーティー」だと言えますね。
↓レディ・ガガもアンバサダーのひとり
なお「TUDOR」は英国にて15~16正規の絶対王政を確立した「チューダー朝」の名にちなんでおり、今回日本での展開にあたっても「チューダー」という呼称を正式採用した、とのこと。
チューダーでは「ブラックベイ」がオススメだ
現在のチューダーのラインアップはこんな感じ。
やはりロレックスとの共通性を色濃く感じさせますが、メインとなるのは「ブラックベイ(BLACK BAY)」シリーズです。
ロレックスGMTマスターⅡっぽいモデル(ブラックベイGMT)や、エクスプローラーⅡっぽいモデル(ブラックベイ・スティール)もありますね。
そしてサブマリーナっぽいモデル(PELAGOS LHD)やエアキングっぽいモデル(ブラックベイ41)も。
なお、クロノグラフの「チューダーBLACK BAY CHRONO」だと502,200円から。
ロレックスには存在しない、ブラックのPVD加工ケースを持つ「チューダーBLACK BAY DARK」は437,400円から。
もっともシンプルな「チューダーBLACK BAY 41」は280,800円から。
ロレックス・エアキングの価格が高騰した今、かなりスマートな選択だと言えそうです。
そしてこれもロレックスにはない、ステンレス素材のゴールド仕上げケースにブロンズベゼルという組み合わせの「チューダーBLACK BAY BRONZE」は421,200円。
ちなみにブラック・ベイ・シリーズは「オーダーメイド」も可能で、ケースやムーブメント、ダイアル、ベゼル、針、ベルトなどを選択し、「自分だけの一本」を作ることができます。
現在販売店は以下の5店舗となり、順次拡大の予定だそうです。
現在腕時計としてのチューダーの知名度や人気はいまひとつですが(バブル期はそれなりに知られていて、ぼくも3本購入した)、今回の正規販売開始にあわせて人気が再燃するかもしれませんね。
・大丸東京店
・タカシマヤ ウォッチメゾン
・松坂屋名古屋店POP-UP SHOP
・阪急うめだ本店
VIA:Tudor